過去の思い
過去の行いに因む
罪穢れ
を祓いたい祓いたい
重く濁った肉体
を少しでも
軽く
きれいに
透明にしたい
胸の中には
柔和な微笑みの
もう一人の自分
この自分の強い欲求が
強く表に出たがっている
でも強くはない
剛くはない
やんわりと
ひろがって
無理がないんだ
無理はさせないんだ
世間体
という壁も
するりと抜けて
交われるんだ
とにかく
きれいになりたい
軽くなりたい
気持ちよく
すっきりと
自然に
近づいていく
溶け込んでいく
だから
呼ばれるんだ
だから
応えてくれるんだ
わかるんだ
虫も
鳥も
草木も
花も
山も
空も
海も
命
生命
共通のものがあるじゃないか
無理はいけない
無理はいけないよ
自然じゃないんだもん
不自然なんだもん
不自然は続かない
命
生命
を育まない
命は
つよいんだ
やんわりと
つよいんだ
どんな
ことがあっても
繋がっていくんだ
だから大丈夫
もう一人の
柔和に微笑んでいる
胸の中の欲求を信じて
従って
大丈夫