続きです。今日は、
ケアマネージャー試験
重要項目65
【57】地域包括支援センター
【58】相談面接の基礎
【57】地域包括支援センター
地域包括支援センターは、地域包括ケアの実現に向けて、重要な施設である。
配置される専門職や取り扱う業務の種類は、絶対に覚えなければならない。
○地域包括支援センターの概要
包括的支援事業などを実施し、
地域住民の心身の健康保持と生活の安定のために必要な援助を行うことにより、
その保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とする施設である。
→将来的には、近所の「地域包括支援センター」で働くのもいいかなぁ
と思って、ケアマネ資格取っておこう、という気持ちもあります。
○配置される専門職の種類
・社会福祉士
・保健師
・主任介護支援専門員
がある。
○取り扱う業務の種類
・包括的支援事業のほか
市町村からの委託を受けて
・介護予防・日常生活支援総合事業
・地域支援事業の任意事業
なども実施することができる。
また、市町村の指定を受けた上で
・介護予防支援
も提供することができる。
○地域包括支援センターの義務・責務
・自ら実施する事業の質の評価を行うことなどにより、
事業の質の向上を図らなければならない。
・包括的支援事業を実施する際は、
市町村の条例で定める基準を遵守しなければならない。
・地域包括支援センターの設置者は、
介護サービス事業者や医療機関などとの連携に
努めなければならない。
・地域包括支援センターの設置者などに対し、
秘密保持義務を課している。
○市町村の責務
市町村は、地域包括支援センターが設置された場合、
地域包括支援センターの事業の内容と運営状況に関する
情報を公表するよう努めなければならない。
また、市町村は、定期的に地域包括支援センターにおける
事業の実施状況について点検するとともに、
必要がある場合には、包括的支援事業の実施の委託に係る
方針の変更などの必要な措置を講じるように努めなければならない。
○地域包括支援センター運営協議会
地域包括支援センターの適切な運営を確保するため、
市町村に設置される。
【58】相談面接の基礎
相談面接では
・言語化
または
・非言語化
されたメッセージによる双方のコミュニケーション
を通して、それらを認識する技術と配慮が求められる。
→この辺は「センス」かなぁ、って感じています。
○相談の重要性の認識
介護相談は、状況を知るために観察し、
利用者や家族などの話す具体的な内容を聞き、
それについて会話をする。
面接は利用者や家族などと介護支援専門員のお互いの
立場を具体的な事例を通して相手に伝えることになり、
選択されるサービス内容に大きな影響を及ぼすので、
お互いの相談の重要性を認識することが必要である。
○相談面接のポイント
①誠意と熱意
介護支援専門員には、
共感的相互理解を追求しようとする誠実さ、
利用者やその家族などからのメッセージを
正確に受け取ろうとする姿勢、
伝えるべき事柄を明確化し、
相手が理解できるように十分に説明を繰り返す熱意が求められる。
→かなり高度なコミュニケーション能力が必要だと感じます。
最近は、ご家族の高齢化も進んでいますので、ご家族の理解力が乏しいと
かなり苦労します。。。
②非言語的コミュニケーションの利用
コミュニケーションにおいては言葉として話される言語の他に、
目線や身体的接触など非言語的コミュニケーションも重要である。
言語表現は言葉そのものの意味のほかに音声、抑揚、表情や話す速さ
によって話し手の意図することを伝える道具とすることができる。
より相手に理解を深めてもらうためにはイラスト、ジェスチャー、
ビデオ、写真、文字盤などのヴィジュアル表現を用いることも
相談援助者の技術である。
③面接場面の構造的な配置を考える
あらかじめ予定している時間をもとに
面接全体における時間配分、情報のまとめ方、
問題の焦点を共通の言葉で簡明に言い表す方法、
現在までに獲得された相談関係の維持と確認や
次回の面接に残された課題などについて、
認識しておく必要がある。
→ケアマネさんの能力差はこの辺りにだいぶ出る気がします。
④外的条件の配慮
面接場所自体の明るさや壁の色彩などの設定や
雰囲気、職員の髪型や服装、書類の形式、
記入事項の確認と説明などに関して、
利用者のことを考えてコミュニケーションが
円滑に進むように工夫することも大切である。
⑤自己点検と自己認識
利用者や家族などの問題点をどのように聞くのか、
どのように受け止めるのか、
またこちらが伝えたい情報、
提案、意見をどのような言葉を選んで
過不足なく相手に説明するか、またそれらが
どのように伝わったかを確認するための知識と
技術が必要である。
→もう、人間力を高める良い修行になるなぁ〜
と感じます、笑
居宅のケアマネであれば、これを
30人の利用者、そのご家族に対して
毎月居宅訪問して行うのですよ!
大変だぁ〜、笑