(記事より一部抜粋です。)
目先の「美味しさ」を優先したり、「今すぐ5000円をもらう」選択をした被験者は、前頭前野の活動が弱いことが確認されています。
この結果から、目先の「美味しさ」よりも長期的な「健康」を重視して食べ物を選べる人は、前頭前野が活発なおかげで自制心が強くなっている人であることが示唆されました。
この結果から、目先の「美味しさ」よりも長期的な「健康」を重視して食べ物を選べる人は、前頭前野が活発なおかげで自制心が強くなっている人であることが示唆されました。
前頭前野はヒトで最も発達している脳領域であり、ヒトと動物を大きく分ける場所でもあります。
前頭前野は思考や想像、記憶、判断、計画、実践といった、ヒトをヒトたらしめる知的行動に必要な認知機能を司る場所なのです。
この領域が活発だと思考力や計画性に優れ、先の実験で示されたように、長期的な利益を見越して自制心を持った行動を取ることができます。
反対に、前頭前野の活動が衰えていると、物忘れが増えたり、感情的になったり、やる気が落ちてキレやすくなるなどが指摘されています。
食べ物の選択は動物にとっても大切ですが、野生下にいる動物たちが長期的な健康を見越して、目先の美味しい獲物をスルーすることは基本的にあり得ません。
長期的な健康を考えて食べ物を選べるのはヒトに特有の行動です。
そう考えると、ヒトで最も発達している「前頭前野」が健康的な食べ物のチョイスに関与しているのは納得できることでしょう。
(感想)
逆に
健康的な食べ物をチョイスする訓練で、
「前頭前野」を鍛えることもできる!
と思います。
食べ物のチョイス
これが超重要な今だからこそ、
「前頭前野」を鍛えましょう〜
と割と真剣です。