(記事より一部抜粋です。)
発砲したが、クマはひるむことなく襲ってきた。「大根のようにガリガリ」と頭や口、左目をかじられた。そして、気を失った。
どれだけ時間がたったかは分からない。意識が戻ったとき、頭の皮ははがれ、骨がむき出しになっていた。耳はちぎれかけ、両目の眼球も飛び出ていた。それでも生きていた。
約5時間後山林から運び出され、釧路市の病院で16時間の手術を受けた。「生きているのは奇跡」と医者に言われた原田さんの傷が完治したのは翌年の春。左目を失い、手や顔は痺れたままだった。
原田さんを襲ったのは体重160キロの雌で、すぐそばで死んでいたという。原田さんが放った1発以外に、別のハンターが打った銃弾が何発も当たっていた。
「手負いで苦しんでいるところにたまたま俺が行ってしまった。複雑な気持ち。自分の方が生き延びた。すまなかったねとも思った」(原田さん)
これを機に原田さんは「クマが人里に出ないような環境をつくるべき」と考えるようになった。
(感想)
このような被害に遭われて、
このような心境になれるとは、、、、
自分の「命」を失いかけたことで、
クマの「命」の尊さにも思いを致したのでしょうか。。。。
このようなお方の、
「クマが人里に出ないような環境をつくるべき」
というお言葉はすごく響きます。
私は子どもの頃に、
アリさん大量虐殺事件を起こしております。
アリの「命」と
ヒトの「命」と、
今となってはそう大差はないんだよな、と
猛省しております。
世界で
動物福祉(アニマル・ウェルフェア)
が拡大中です。
動物福祉の説明文、
「人間」を「宇宙人」
「動物」を「人間」
を置き換えて読んでみると、ゾッとします。
人間が動植物にしてきたことが、
人間に還ってくる。
そんな日もあるのかも〜
という空想です。