核融合燃料の第1候補である重水素と三重水素(D-T反応)が最終的には蒸気タービンによる発電を計画しているのに対して、軽水素とホウ素11の核融合反応(p-11B反応)で生成される高エネルギーヘリウムイオンはα線であり、電荷を帯びています。
この荷電粒子を用いて直接電気エネルギーを取り出すことが可能です。
(このことが凄い!)
核融合で電気を取り出せると言っても、結局、火力発電や原子力発電のように生成したエネルギーを用いて一度お湯を沸かして、その蒸気でタービン(モータ)を回して電気を得ているので、エネルギーのロスが大きく、残念ながら「SF感」も薄れてしまいます。
蒸気タービンに頼らなくても良いとは、まさにエネルギー革命!
時代が大きく変わる瞬間が訪れるかもしれません。