虹パパの日記〜「きれいなおじさんは苦手ですか?」〜

【小説】日の丸 恵之助(ひのまる めぐみのすけ)物語〜その2〜

恵之助、第一の転機。

小学校卒業と同時に、
父方の祖父母と同居するため、

埼玉から翔んで(翔んで埼玉〜)

横浜へ。

ほぼクラス全員の友人が
引越し当日
自宅へ手伝いに来てくれました。

母は
友人一人一人に
お手伝いのお礼にと

500円玉

を渡しているのを
恵之助は目撃。

うちは
自家用車もない
シャワーもない
クーラーもない
団地住まいの
貧乏一家なのに・・・

宿題で調べた
「エンゲル係数」がめちゃくちゃ高い
貧しい家庭なのに・・・・

500円×約30人!!!

破産してしまうのではないか?

と心配をするのでした。。。

横浜で

中学校生活、そして
父方の祖父母との同居生活スタート。

生活はガラリと変わるわけですが、

その生活のお話の前に、

日の丸 恵之助

の名前について、少し触れさせていただこうと思います。

日の丸

この姓は、「忍者」の姓。

伊賀・甲賀

どちらの説もある

伝説の忍者「日の丸」。
(申し遅れましたが、この小説は、ほぼ実話に基づいたフィクションです、笑)

名の

恵之助。

命名したのは父方の祖父であり、

「人に恵を与える人間になってくだされよ」

との思いを込めて名付けてくれました。

しかし、毎年の年賀状の宛名が間違えている。。。

「恵みを与えてくだされよ」の思いはどこへいっちゃったんだよ、おじいちゃん、笑

と毎年ツッコミを入れていました。

まぁ、そんな祖父も忍者の末裔な訳でありまして・・・
何か忍術を使いこなせるか?といえば、
ちょっと「手先が器用」なところに「忍者」の片鱗が見え隠れしていたとか、いないとか。。。。

父になるともう
全くと言っていいほど、
忍者の片鱗はなく、

能ある鷹は爪を隠す

忍法「平凡の術」

とばかりに、一般的なサラリーマンをしておりました。

で、さらに

恵之助

といえば、「忍者」の片鱗は微塵もなく・・・

強いていえば、

2度、生死を彷徨ったところからの復活劇を見せた

くらいでしょう。

あと、手がグローブをはめているように大きく、

足が馬鹿でかい

くらいでしょう。

とにかく

普通極まりない

日の丸 恵之助

でありましたが、

食事に関しては、母親の愛情がたっぷり詰まった手作りがほとんどでした。

スナック菓子ダメ〜
コーラ、ダメ〜
カップラーメン、ダメ〜

おやつは

昆布をしゃぶるか
煮干しを齧るか

そんな食生活を送っており、そこはちょっと特殊なのかもしれないな、と
恵之助は感じていました。

つづく。







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