単位を取るため
単位さえ取ればOK
そんな感じでした。
授業をサボり、学食で駄弁(だべ)る日常。
駄弁るネタもなくなり、
ボーッと
シーンと
過ごすこともしばしばあり、
高い授業料を親に払ってもらって
何やってんだ・・・・
という思いが込み上げてくることもある
恵之助でしたが、
社会勉強のため
色々な経験をするための自由な時間
社会人までの猶予期間
というよくわからない言い訳を頭に巡らせ、
ダラダラと大学生活を送っているのでした。
しかし、
マツとの「どちらが先に彼女ができるか?」
に関しては、割と一生懸命でした。
学食での駄弁(だべ)りの内容の大半が、
彼女のいる現役合格者・コウ
からの恋愛レクチャーだった。
年齢で言うと一つ下のコウの話を
恵之助は、マツと一緒に
へぇ〜
ほぉ〜
いいなぁ〜
俺にもできるかなぁ〜
彼女が欲しい!
と、この時ばかりは目を輝かせて聞いていました。
コウは仙台出身、大学合格と同時上京し、一人暮らし。
顔は、窪塚洋介激似のイケメン。
オシャレ上級者で、映画好きで、映画のウンチクがすごい。
一緒に渋谷・原宿・代官山へ買い物へ行き、
映画を観たり、ファッション誌を見たり。
恵之助にとって、この時から
彼女がいる=神
コウ=神
となっていったのでした。。。。
つづく。