続きです。今日は、
チェックリスト500
245〜249【高齢者の生理的・身体的特徴】
250〜254【高齢者の精神障害】
【高齢者の生理的・身体的特徴】重要度:高
・高齢者は、加齢に伴って、代謝・吸収の機能が低下するとともに、食欲の低下も見られやすいため、体内の栄養素が不足しやすくなる。
・流動性知能は、加齢による影響を受けて低下する。一方、結晶性知能は、加齢による影響を受けにくく、比較的に維持されやすい。
・高齢者は、加齢に伴って、皮膚表面が乾燥しやすくなる。
・高齢者は、加齢に伴って、関節可動域が縮小しやすくなる。
・高齢者は、加齢に伴って、唾液分泌量が減少し、口腔内の最近が繁殖しやすいことから、むし歯や歯周疾患を生じやすい。
【高齢者の精神障害】重要度:高
・傾眠性覚醒型のせん妄は、反応性が低く認知機能、見当識、注意力が低下するものを言い、興奮過覚醒型のせん妄は、興奮や錯乱などを主とし、夜間に大声で暴れると言ったものをいう。
・せん妄は、肺炎や膀胱炎などの様々な全身疾患に伴う非特異的な症状として出現することがある。
・神経症は、日常生活において生じる不安が契機になることが多い。
・老年期のうつ病では、行動抑制、物忘れ、注意力の低下など認知症様の症状がみられることがある。
・老年期うつ病では身体症状を伴うことがある。