虹パパの日記〜「きれいなおじさんは苦手ですか?」〜

【小説】日の丸恵之助(ひのまる めぐみのすけ)物語〜その14〜

部活も中途半端、
勉強も中途半端。。。。

みんなに流されて、部活引退後、大学受験のために
予備校へ通わせてもらっていながら、勉強に身が入らない。

大学現役合格なんて無理!
と思いながらも、

ダラダラ
ダラダラと、

親に高いお金を払わせながら
周りに合わせて日々を過ごしている
自分に嫌気がさし、

ブスブス
ブスブスと、

自分を攻撃していた・・・・

などと、この時には自覚はしていない恵之助でした。

大学受験
1校あたり3万円?3万5000円?の高額受験料。
受かるはずがない、と思いながらも
5校ほど受験させてもらい、全滅。。。。

恵之助の顔からは
笑顔は消えていったのでした。

そんな恵之助を気にかけて、
恵之助の父は、父と息子2人きりの温泉旅行に誘うのでした。

群馬県・猿ヶ京温泉親子2人旅

恵之助は、大学受験失敗のショックから
頭を丸坊主に丸めており、笑顔も消えていたため、
父親との温泉旅行の旅の思い出を残した写真に映る
その姿は、まるで囚人のようでした。

特に慰めの言葉をかけるわけでもなく、
それどころか、普通の会話すらほとんどない
父と息子の2人旅

深々と降り積もる雪の中を移動し、
源泉掛け流し温泉にどっぷり浸かり、
美味しいお料理を食べるだけ

父や母に本当に申し訳ない!
こんな情けない息子でごめん!

という思いがフツフツと湧き上がる。

恵之助は、旅行から帰ると、
自室のテレビを取り外し、
1浪しても恥ずかしくない大学へ合格する!
と、自分に誓うのでした。

つづく。

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