NPO法人大雪山自然学校ブログ

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【大雪山国立公園・旭岳情報】 夏を感じる旭岳

2020年06月24日 | 大雪山国立公園旭岳・天人峡情報

日に日に開花していく高山植物と,時々ふわりと香る風の匂いに夏を感じられるようになってきました.
そんな6月下旬の旭岳ですが,まだ残雪はありますし日によってはとても寒いです.
登山・散策の際は,しっかり防寒対策をしてお越しください.

【日付】2020/6/24(水)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】曇り
【気温】~14℃
【風速】~5m/s
【積雪】~50cm


【エゾコザクラ Primula cuneifolia var.cuneifolia
サクラと種名にありますが,サクラと同じバラ科ではなく,サクラソウ科で違う種類です.
花の特徴は,サクラソウに似ています.


【クロウスゴ Vaccinium ovalifolium
落葉低木で,ハイマツに負けじと白い花がたくさん咲いており目立っています.
秋には,ブルーベリーのような果実になります.野生鳥獣の貴重な食糧となります.


今年は,許可を取った上で外来種防除業務を実施しております.
再繁殖も防ぐため,根から除去します.写真の枝のようなゴボウのような物は,アキタブキの根で核からランナーが伸びまた核があり・・・宝探しのようで,時間を忘れて黙々と作業してしまいました.


エゾユキウサギの糞と思われる物が至る所に落ちています.
糞はよく見かけても本人には中々会えません.
ユキウサギの学名は,Lepus timidus 意味は,「臆病なウサギ」だそうです.昼は身を隠していることが多いようです.

旭岳自然保護監視員:社本 麗南

 

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