【日付】2022/8/17(水)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】晴れ
【気温】13℃
【風速】5m/s
季節ごとの匂い、わかる方いらっしゃいますか?
まさに乾いた草と土のような「秋の匂い」がしました。
紅葉がいよいよ進んでくるぞ!とこちらも意気込んできました。
一昨日の夕方から昨日にかけて大雨が降っていましたが、今日の午前中はすっきりと晴れ、時折強く吹く風もひんやりしていました。
雨の日の後は、散策路上に水溜まりができます。1時間ほどの大きな一周コースの中には、何か所も水流・水溜まり・ぬかるみになりやすい場所があります。
そんな日はレンタル長靴をご利用ください。長靴を履いていた方が、靴の汚れ・水の浸みを気にすること無く歩けますのでおすすめです。
ぜひご利用ください。
1年前のちょうど今頃に、初の姿見の池園地に出勤をしたことを思い出しました。
当時こんなに寒かったっけ?と思いながら植物を観察してみました。
秋になると常緑樹であっても紅葉したり、実が赤くなる種類があったり…と、まるでクリスマスのような色合いになる植物で溢れ返ります。
代表選手としては
コケモモですね。実がつやつやしています。
そして
キバナシャクナゲも、常緑樹なのに、葉によって黄色くなったり赤くなったりします。
参考:かぎけんWEB https://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-kibana-syakunage_large.html
エゾノマルバシモツケも赤くなってきました。
すっかり花が終わり、実がついていました。グラデーションに紅葉していくので、今後も楽しみです。
ガンコウランも場所によっては赤くなっています。
これは越冬葉といわれています。確実な信憑性の高い資料からの情報ではありませんが、越冬葉だとしたら、確かに雪解けの頃にも同じような赤い葉を見ました。
参考:花散歩 https://blog.goo.ne.jp/hanasanpo/e/80e920caa566cdf377139741cfc99edb
このように秋なのに赤と緑色のコントラストを楽しめるので、来月の紅葉がピークになるころにも、たくさんの方に見に来ていただきたいものです。
木の実の代わりに綿毛を飛ばすものがあります。
ミヤマアキノキリンソウや
メアカンキンバイの先端がふわふわとしています。
風に乗って種子が飛ばされていくのでしょう。
高山植物は生長するのに何十年とかかるものがあります。
氷河期の生き残り・厳しい過酷な環境で生きているため、育つのもゆっくりなのでしょうか。
涼しい高山帯であっても、少なからず地球温暖化の影響を受けていると思われます。
この植物たちを含めた生態系が永く存続していくことを願うばかりです。
旭岳自然保護監視員:宮原
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