NPO法人大雪山自然学校 旭岳自然保全員ブログ

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【大雪山国立公園・旭岳情報】土の話

2019年10月23日 | 大雪山国立公園旭岳・天人峡情報

【日付】2019/10/23(水)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】晴れ
【気温】~10℃
【風速】~5m/s
【積雪】0cm

10月も後半だというのに、穏やかな日が続いています。
そろそろ吹雪で荒れ狂う旭岳が見たいです

しかし夜はかなり気温が下がっていたようで、朝はしっかりめに氷が張り、霜と霜柱だらけでした。

土をはがして流してしまう霜柱は、登山道維持の最大の敵です。
道やその周りが崩れ、植物もなくなっていってしまうんですね。
この数週間でどれだけの土が引きはがされ、落ちていったのか…

しかしこの現象、実は登山道と周辺環境維持のために利用もできるのでは、と思っています。
現在実験中ですので、経過と結果は追って報告します。
はっきりとした結果が出るのは何十年後かになりますが。

 

そして凍っていたものが日中どんどん融けるので、道はぐちゃぐちゃです。

ロープウェイ姿見駅では長靴をレンタルしているので、おすすめしています。
本当は無理やり履かせてやりたいくらいです。

こちらは赤く染まっています。

ここで何か良くないことが起こったわけではありません。
旭岳の噴火の際に鉄分が酸化して赤くなったものです。
8合目周辺の石はほとんどこんな色ですね。

土観察ができるのは雪が積もるまでです、お急ぎください。

 

旭岳自然保護監視員:藤このみ


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