NPO法人大雪山自然学校 旭岳自然保全員ブログ

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【大雪山国立公園・旭岳情報】「瓊多窟」読めますか?

2020年09月03日 | 大雪山国立公園旭岳・天人峡情報

【日付】2020/9/3(木)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】晴れ
【気温】~19℃
【風速】~7m/s


本日の中井さんと旭岳
本日も大変天気がよく夏のような気温となりました。寒い日があったり暑い日があったりとなかなか体の順応に困ります。
この気温の変化が紅葉の変化にどのような影響をもたらすのでしょうか?


隠れView Pointの第1展望台の石製標識
まだこの標識では二二九〇米 となっていますね。
私が子供の頃に旭岳に来たときも2290mでした。
ニンニク丸って覚えると覚えやすいと教わり、それが未だに頭の中に残っています。未だにニンニク丸+1mで覚えています。
2008年の国土地理院による再測量の際に改定され2291mとなりました。
隆起して山が高くなったのではなく、測量技術の向上によるものです。
実際の標高は 2,290.93m となっています。
また、旭岳山頂には一等三角点があり、それは1900年9月10日に選定されたものでもう少しで選定120年を迎えます。
この一等三角点には「瓊多窟(ぬったく)」という名前があります。
天塩岳にある一等三角点には「天塩岳」、暑寒別岳にある三角点には「暑寒岳」とそのままの名前がついていますが「瓊多窟」はどこから来ているのでしょう。

調べてみたところ
"大雪山は原名(アイヌ語)でヌタクカムウシュペ山といいヌタクは高原、カムは神、ウシュペは湿地を流れる川を意味します。"
「瓊多窟」はアイヌ語で高原を意味するヌタクから来ているみたいです。

 


チングルマの綿毛
日に日に、モサモサ感がましております。


エゾオヤマリンドウ
現在の散策路内で一番の見頃の花です。まだまだ沢山咲いています。


一方でこのように紅葉したエゾオヤマリンドウも見ることが出来ます。

旭岳自然保護監視員:飯島


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