「SORAさん、おはようございます。綺麗な朝焼けですよ!カーテン開けましょうか?」
お笑いの南海キャンディーズの山ちゃん似の男性看護師さんがそう言って
病室のカーテンを開けてくれた。
3年前の朝の空は、とっても優しいピンク色をしていた。
あの時の空を何も考えずボーッと眺めたのを鮮明に覚えている。
綺麗な朝焼けだった。
3年前、私は右腎臓摘出手術を受けた。
手術は約5時間。
麻酔後の5時間は、全く記憶なし。
今から思えば、私の手術の間待ってる家族にとっては長い時間だっただろう。
手術室から、個室へ運ばれてから
口がやたらと渇いたのを覚えている。
時間がなかなか進まず、いつまで経っても朝にならなかった。
2011年12月15日で腎臓癌の手術から、3年が経ちました。
退院後は、ちょっとした腰の痛みや背中の痛みに不安を覚えたり
検査のたびに大丈夫か心細く 今でもそれらは変わりません。
トイレに行くたび血尿が出ていないか確認するのは、
今では毎日の習慣になってしまいました。
きっと、これらはこの先もずっと変わらないでしょう・・・。
ブログに来てくださる同じ病気の方からのコメントに勇気づけられたり、
励ましたり励まされたり、心配したり心配されたり
コメントの書き込みがすっかりなくなってしまった人が元気で過ごしているのか気になったり、心配したり・・・。便りのないのは、元気になられた証拠だと自分なりにそう思うよう心がけたり。
何だかんだと あっという間の3年間でした。
先日、術後3年目のCT検査でした。
結果は異常なし。
いつもの如くサラリと主治医が「大丈夫ですよ。」と。
3年が経ちましたね。という言葉を待っていたけれど特に何も言われないまま
血圧の話になり、血圧の下がり具合が悪いということで薬をプラスされることに。
次回の診察日の予約を入れてもらい 5分ほどで主治医との話は終わり診察室から出ました。
大病院の診察ってどこでもこんなもんなのかなぁ。。。
熱血なお医者様や親身な会話をするお医者様はTVドラマの中だけなんかなぁ。。。
術後3年経ったということで、
主治医と大袈裟に喜んだりしたかった私です。
でも、今回のアッサリすぎた診察にがっかりというのが本音でした。
主治医にとっては、患者は私一人ではないわけですからね。
まぁー勝手にガッカリしたわけですが、
CTの結果が良かったのだから贅沢言わずに喜ばなければいけませんね。
来年は、どんなペースで何の検査をするのかくらい言ってほしかったのですが
それすら何も言われませんでした。
自分から聞けばよかったと後悔しまくりです。
術後3年を過ぎると検査も少なくなるのかなぁ。。。
次回の検診時にでもちゃんと聞いてみようと思います。
術後3年経ったということで、自分の中では大きな節目のような気がしています。
術後3年経って元気100%と言いたいですが、
血圧が高かったり、頭痛もしょっちゅう、喉が腫れたり口内炎がすぐ出来たり、
花粉症は酷くなる一方のような状態で
なかなかスッキリした体調の日はありませんが
転移もなく過ごせたことに感謝しながら日々暮らしていきたいと思います。
グッと冬らしい寒さになってきました。
皆様どうぞ年末に向けお身体に気をつけてお過ごしくださいね