3349.~じっくり対応~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「興味のあることなら」(1月2日)~
おはようございます。相模原教室の北村です。
5年生のYくんは図鑑や生き物の専門書を読むことが大好きです。
図書館から借りてきた本を持ってきては、様々な生き物の説明をしてくれます。
とても詳しい説明で分かりやすくて、感心します。
学習に気がのらなかったある日、新しく借りてきた動物の本を一緒に読むことにしました。
専門的な本は漢字が多くて専門用語も多いので意外と難しいものですが、
好きな本だけに、たいていは自分で読もうとします。
すると、難しい漢字や言葉、桁の多い数字など一所懸命読む姿に驚かされます。
興味のあることなら、こんなにも読み進められるのか!
その本を教材にすれば、興味を引き付けたまま字や言葉、数字やアルファベット・・様々な事が学べるし会話もはずむので、ひとつの学習として成り立つのだと気付いた出来事でした。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Elephas では、興味のあることへの固執傾向の強い生徒さんが少なくありません。時に、講師としては本来のプログラムが進まずに困ってしまうこともあるでしょう。そんな時、「じゃあ、5分だけよ。・・・10分だけよ」と仕方なく付き合うことになりますが、そのような対応では生徒さんはいつまでたっても満足が得られません。そこで時には、生徒さんの関心事にじっくりと付き合ってあげることをお勧めします。その関心事に講師も心から興味を持ち、共感する。そうすると、今日のElephasブログのように、生徒さんの持っている力に驚かされることもあります。また生徒さん自身満足が得られると、意外と他のことに切り替えができることがあるものです。