極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

小野寺の弟・小野寺の姉 (2014) 114分

2016-11-30 18:14:22 | 日本映画(DVD・TV)
小野寺の弟・小野寺の姉 通常版 [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


小野寺の弟・小野寺の姉 (幻冬舎文庫)
西田 征史
幻冬舎



 両親を早くに亡くし、以来、古びた一軒家でずっと2人暮らしの姉弟、弟・小野寺進と姉・小野寺より子。33歳の進は、過去の失恋が大きな痛手となってすっかり恋に臆病になっていた。そんな弟が心配でならない40歳のより子自身も、ずっと恋に臆病で行き遅れたまま。ある日、姉弟は小野寺家に誤配された一通の手紙を、本人の家に直接届けに行くことに。そこで出会ったのが、美人の絵本作家・岡野薫だった。弟の新たな恋の予感に、俄然張り切る姉・より子。そんなより子も、勤め先の眼鏡店にやってくる営業マン浅野暁に淡い恋心が芽生えていくのだったが…。


WOWOW ★★★


 古くは岸恵子と川口浩の「おとうと」そのリメイクの浅茅陽子と郷ひろみ、またこの「おとうと」にオマージュを捧げた山田洋次監督の手による吉永小百合と笑福亭鶴瓶の「おとうと」。この3作は原作が幸田文なので基本的に同じ話ですが、賢兄愚弟ではなく賢姉愚弟の物語でした。

 この映画は確かに姉と弟の物語ですし、幼くして両親を亡くし姉が弟の母親代わりとして・・・本来姉も母親が恋しい年代だったにも関わらず、素晴らしい姉弟愛に包まれた映画でした。

 基本的に二人共真面目です。佐々木蔵之介と塚地武雅の「間宮兄弟」にもよく似た雰囲気ですが、最初から最後までこれといった事件も起きず(確かに二人共恋話はありましたが)二人の会話の間や遊園地デートを楽しむ映画でした。

 そういう意味では少々面白みに欠けます。だからこそこの映画が好きって人もいるでしょうね。

 姉と弟ながら顔が全く似ていないことは突っ込んではいけません(笑)

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