漫画家アシスタントとして最低な日々を送る35歳の鈴木英雄。ある日、徹夜仕事から帰宅した英雄は、異形の姿に変貌した恋人に襲われかける。辛くも逃げ出した英雄は、同じように異形の者が人々を次々と襲い、襲われた人間もまた異形の者へと変貌していくさまを目の当たりにする。やがてそれは“ZQN(ゾキュン)”と呼ばれ、謎の感染パニックが日本中で起きていることが分かってくる。標高が高いところは感染しないという情報を頼りに富士山を目指した英雄は、その道中で女子高生の比呂美と出会い、ひょんな成り行きから一緒に行動を共にするのだったが…。
映画館 ★★★☆
ゾンビではなくZQN(ゾキュン)ってのが笑えますが、ここ数年ゾンビ映画がまたいろいろ出てきましたね。ブラピ主演の「ワールド・ウォーZ」や品川ヒロシ監督の「Zアイランド」ですが、この「アイアムアヒーロー」はコミック原作の映画化なので、そのコミックの連載が始まったのが2009年4月からなので現在では単行本20巻出ています。
原作がまだ終わっていないので、この映画もある程度の区切りで終わっていますが、物語としては「この先どうなるの?」状態で観客は置いてけぼりを食うことになります(笑)
ゾンビ映画はジョージ・A・ロメロ監督の1979年日本公開の「ゾンビ」で一躍日本でも知られるようになりましたが、この「アイアムアヒーロー」もこの「ゾンビ」にオマージュを捧げているというか、この「ゾンビ」とあまりにもシチュエーションが似ているのだけがちょっと残念ですね。もちろんそれは原作がそうだからしかたがないのですが。「ゾンビ」でも「アイアムアヒーロー」でも上映時間の半分がショッピングモールでの攻防戦となっていました。
原作では有村架純演じる早狩比呂美がめちゃ活躍するのですが、この映画ではちょっと物足りなかったかなぁ。。。途中までは良かったんだけど。
まあ、タイトルが「アイアムアヒーロー」なので、主人公鈴木英雄が文字通りヒーローになっていくお話ってところは外していませんが。
「峠の我が家 Home on the Range」名曲ですね(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます