戊辰戦争が勃発し、圧倒的な武力を誇る新政府軍と、それに抵抗する旧幕府軍が各地で激しい戦闘を繰り広げていた。旧幕府側の奥羽越列藩同盟に加わっていた越後の小藩“新発田藩”では、秘かに新政府側への寝返りを画策していた。そんな中、同盟側は態度を明らかにするよう軍を率いて新発田城に押しかけてくる。一方、進軍を続ける新政府軍も城へと迫っていた。両軍が激突し、新発田が戦渦に巻き込まれることは避けたい家老の溝口内匠は、城に通じる峠の砦で官軍を足止めし、時間稼ぎを図ることに。そこで、侍殺しの政をはじめ様々な罪で死刑囚となった罪人を集めて決死隊を結成し、無罪放免を条件に砦の死守に向かわせるのだったが…。
映画館 ★★★★
時代劇って基本的には明治維新までの時期を言うらしいんだけど、この物語の舞台である慶応4年(1868年)7月はは一応明治じゃないってことで、時代劇ってことかな。役所広司主演の「峠 最後のサムライ」は長岡藩の話で、この「十一人の賊軍」は次の話ってことです。もちろん史実的には大きな部分では正しいわけで、そこに至るまでに、こういう話があったんじゃ?って感じのフィクションですが。
新発田・・・私の母の郷の近所なもので、新潟弁がどこまで頑張れてるかな?ということも期待して観に行きました(笑)火付けの罪で死罪となった、賊軍の紅一点を演じた元モー娘。の鞘師里保は広島出身なんだけど、一番見事な新潟弁でしたね。ちなみに阿部サダヲ演じる家老の姫を演じた木竜麻生はまさに新発田出身らしいので、本当はこの役を演じたかったかも。
レイティングはPG12だけど、あまりにも残酷なシーンが多いのでR15にしても良かったかも。ただ、内容は相当面白く、白石監督にハズレ無しって感じもします。
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