人付き合いが苦手な小説家の高代槙生は、姉夫婦の葬式で、一人遺された15歳の娘・朝が親戚たちから心ない扱いをされていることに腹を立て、勢いで引き取るとことに。人懐っこく天真爛漫な朝が、槙生のことを初めて見るタイプの大人と思いながらも、彼女との共同生活を素直に受け入れていく一方、人見知りの槙生は自分の決断に戸惑いつつも、朝と真摯に向き合い、互いの関係を築いていこうとするのだったが…。
日映専 ★★★★
「正欲」に続いて、ニコリともしない新垣結衣です。めちゃ不機嫌そうな感じがいけてます(笑)
テーマは色々とあって、いわゆる「重い」作品ですが、叔母にひきとられる朝を演じた早瀬憩のフレッシュさが画面を明るくしてくれます。いろいろな問題に立ち向かいながらも、叔母と姪は付かず離れずの距離を保ちながら、時には本音をぶつけ合いながらも、「家族」として生きていけるであろう未来を感じさせてくれます。
この二人の主人公の演技合戦が見ものです。早瀬憩はやはりもって生まれた素材を活かし、感性で演技をしているようにも見えますし、新垣結衣は・・・ひょっとしたら彼女の本質は「正欲」とこの「違国日記」の彼女こそが本当なのかもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます