ダイキンが推奨するエアコンの風向きは? 節電のコツは「温度ムラの抑制」
2022/06/29 06:35 (ITmedia ビジネスオンライン)
猛暑が続き、政府が企業などに節電を要請する中、ダイキン工業が「電気代を抑えながら 快適に過ごすエアコンの上手な使い方」と称し、エアコンの節電方法をPRしている。
同社は、冷たい空気は下にとどまる性質があることから、エアコンの風向きを「水平」に設定することを推奨している。冷房運転時に、天井側が熱く、床側が冷たいといった「温度ムラ」があった場合、エアコン側が「室内はまだ設定温度に達していない」と判断するケースがあるという。このため「床付近は十分涼しくなっても、必要以上に運転してしまうことがある」(ダイキン)と指摘している。
扇風機や空気清浄機で空気を撹拌(かくはん)することも有効だといい「温度ムラは、快適性の低下だけでなく、電気代の増加にもつながる。エアコンの風向を水平にしたり、したりするなど、温度ムラを抑える工夫をしましょう」(同)と呼び掛けている。
●一時的な風量「強」設定や「つけっぱなし」も有効
エアコンの温度設定を下げる前に、風を自分の方に向けたり、風量を一時的に強くすることも推奨している。同社は「体感温度が下がり、同じ温度でも涼しく感じる」とした上で「実は、エアコンで消費する電力のほとんどは、温度を下げる時に使われる。風量を強くすると少しだけ消費電力は増えるが、 温度を下げる時に消費する電力と比べると、その増加は僅か」と解説している。
また、室温が大きく変化する際に消費電力が増加するとして、30分程度の外出時にエアコンを「つけっぱなし」にすることや、2週間に1度程度エアコンのフィルターを掃除することなどを推奨している。
●最も電力を消費するのは「空調」
資源エネルギー庁のデータ(「エネルギー白書2011」)によると、東京電力管内の場合、平日の午後2時が最も電力使用量が多い時間帯だという。業種別と用途別で電力使用量を推計したところ、「オフィスビル」(40%)、「空調」(48%)という結果が出た。コロナ禍で近年は在宅勤務が普及しているため、オフィスワーカーだけでなく、在宅ワーカーも含め、空調の電力使用量を削減することが大きな節電につながる。
暑さ対策を巡っては、ソニーの「着るエアコン」(「REON POCKET 3」)の売れ行きが好調なほか、スリーアール(福岡市)が繰り返し使えるネッククーラー「ひえリング」の予約販売を開始している。厚労省も熱中症リスクが高まるとして、近距離での会話時を除き、屋外でのマスク着用を控えるよう注意喚起を出している。
中国の情報収集艦が八丈島沖通過 防衛省、狙いを分析
2022/06/26 20:45 (共同通信)
御蔵島と八丈島の間を通過した中国海軍の情報収集艦=26日(防衛省統合幕僚監部提供)
防衛省統合幕僚監部は26日、中国海軍の情報収集艦1隻が、伊豆諸島の御蔵島と八丈島の間を西へと通過したのを確認したと発表した。この収集艦は対馬海峡から日本海を北上、16日に津軽海峡を抜けて太平洋に入っていた。時間をかけて南下し、情報収集活動をしていたとみられる。
防衛省によると、中国艦艇が御蔵島と八丈島の間を航行するのを公表したのは初めて。中国側の意図を分析するとともに、今後の活動を警戒している。
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