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「愛犬のため」が逆効果に! 飼い主が注意したい「やりすぎお世話」2つ

2021/09/03 19:35


「愛犬のため」が逆効果に! 飼い主が注意したい「やりすぎお世話」2つ
(いぬのきもち WEB MAGAZINE)

愛犬のお世話は一生懸命してあげたくなるもの。しかし、「やりすぎ」はかえって犬にはよくないようです。

今回、犬には逆効果な飼い主さんのお世話の仕方について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

愛犬のためになっていない、飼い主さんの逆効果なお世話2つ



——愛犬のためを思った飼い主さんの行動で、「じつは犬のためになっていない」「逆効果だ」というものはありますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「飼い主さんが『よかれと思って』やっているけれど、逆効果なお世話があります。ここでは2つ取り上げます」

①家での爪切り

獣医師:
「爪は伸びていくものなので、定期的に切る必要があります。家でもできるようになることが理想かもしれませんが、家では難しいこともあると思います。家で無理やりに爪を切ると、爪切り以外でも家族との関係性がくずれてしまいかねません。

練習をする際には、血が出ないところまで切ることにとどめて痛い思いをしないようにして、嫌な印象が残らないようにしましょう。仕上げは、トリミングや動物病院などで見てもらうとよいと思います。

家ではなるべく楽しく過ごし、難しいお手入れはプロにお任せしてもよいでしょう」

②過剰な耳掃除

獣医師:
「特にお世話に熱心な方、綺麗好きな方は、一粒の耳垢の汚れもゴシゴシこするようにお掃除されているようです。しかし、ゴシゴシこすると摩擦で炎症が起きたり、そのせいで余計に耳垢が出るようになります。

耳掃除の際は乾いたもので拭かないこと、汚れが出ている場合には動物病院を受診して治療が必要であれば治療を受けること、家でのお手入れが必要であればやり方を教わることが大切です。

犬は個々で耳の状態が異なりますので、そのコにあった耳洗浄液、掃除の方法、回数を知るとよいと思います」



お世話を徹底的にしたいという飼い主さんもいると思いますが、愛犬にストレスをかけてしまったりと、逆効果になってしまうこともあるようです。改めて確認してみてくださいね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

取材・文/sorami


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