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長澤まさみに見る「30歳の壁」の超え方【気になるNEWS特番】

長澤まさみに見る「30歳の壁」の超え方
2021/10/03 14:00


イラスト:上田 耀子
(ウレぴあ総研)

30歳になった途端に周囲から「もう30歳なんだね」と言われて戸惑う女性は今もなお後を絶ちません。令和になっても「30歳の壁」は女性たちの前に立ちはだかっているのです。

でも、世の中の風潮が変わらなくても女性ひとりひとりが「30歳になって良かった!」という境地で生き生きと過ごせたらそれで良いのではないでしょうか。そのためにはお手本となる女性から学ぶことがベストですね。

そこで「30代になって、とにかくずっと楽しいんですよ(笑)」と発言している長澤まさみさんの「30歳の壁の超え方」を検証してみましょう。

長澤さんは2021年9月17日から公開の映画『マスカレード・ナイト』に出演中です。2019年の『マスカレード・ホテル』の続編で、前作では木村拓哉さんと互角の演技で注目を浴びました。その後も映画で主演を務めるなど、今や30代を代表する女優のひとりです。

「30歳の壁」にぶつかった女性の嘆きとは?

まず実際に「30歳の壁」にぶつかった女性の苦い経験をご紹介します。

教育関係の仕事に従事する奈緒美さん(仮名・34歳)は当時のことを振り返って次のように語ります。

「前職の時のことです。30歳になった日に、クライアント先の少し年上の女性と打ち合わせをしました。終わってから『20代でやり残したことはないの?』と聞かれて、びっくりしました。だって昨日は29歳で一日経って今日が30歳で、一日違いで一体何が変わるんだろうって。自分の人生はまだまだ続くのに、どうして『20代でやらなかったこと』をわざわざ聞いてくるのかな。あまり気分が良くなかったですね」

奈緒美さんの嘆きは、その一か月後にさらに深くなりました。

「40代の男性上司から『女は30歳前に結婚するものだろ』と露骨に言われました。上司は20代後半だった奥さんと結婚して、奥さんの友達も同じ時期に結婚したというのです。だから女性は30歳前に結婚するというのが当たり前の感覚なんですよ。結婚観は個人によって異なるのに、どうして上司というだけで、自分の結婚観を部下に強いるのでしょうか」。

これは結婚観を巡るハラスメントに等しいですね。奈緒美さんはさらに、会社の先輩や別のクライアントからも「30歳で独身なの?」「結婚しないの?」と度々、聞かれたそうです。

「結婚に対する詮索でした。『30歳なのだから』という理由から、あからさまに聞きやすかったんでしょう」と奈緒美さん。

人間関係に配慮して、不愉快な気持ちをぐっとこらえたそうですが、直美さんのような「30歳の壁」を巡って、不快な出来事が起こった女性は少なくありません。

でも「30歳の壁」は一般女性だけでなく、芸能界にも存在します。しかも芸能界の方が今後の仕事のことも絡んでくるため「30歳の壁」はさらに高く、シビアなのだそうです。

その理由をある芸能リポーターは「清純派から脱皮できるかどうかで30代に売れるか否かが決まる」と指摘します。

つまり、清純派女優は女性から飽きられるので、清純派を脱皮して別の次元に達した女優が生き延びることができるというのです。そのため20代半ばから清純派女優は様々なチャレンジをすることになるのだそうです。

長澤まさみさんが「30歳の壁」を超えられたワケ

長澤さんは2004年、16歳の時に映画『世界の中心で、愛をさけぶ』でいきなり脚光を浴びてから、清純派女優の作品が続きましたが、前述のように清純派の人気は長続きしないため、20代の頃から様々な作品に出演して模索してきました。

そのためゴールデン帯ではなく深夜枠のドラマ『都市伝説の女』(テレビ朝日)や『高校入試』(フジテレビ)などにも出演。コミカルな役から真面目な高校教師までオファーがあればほとんど受けていたのです。

そして遂に2011年、映画『モテキ』(大根仁監督)でついに清純派をかなぐり捨てました。胸の谷間や美脚を露わにし、共演男性に水を口移ししたりディープキスをするなどセクシーシーンを連発。ぶっちゃけた演技はその後の大ヒット映画『コンフィデンスマンJP』を彷彿させます。なりふり構わずの演技で女性ファンの心をがっしりとつかみました。

その後の大河ドラマ『真田丸』でのきり役も好評。

そして30歳で映画『散歩する侵略者』(黒沢清監督)で、第41回日本アカデミー賞主演女優賞などの映画賞を受賞。演技派女優として輝き続けるきっかけになりました。

「30歳の壁」の超え方は、素敵な先輩たちの背中を見たから

ここまでの道のりはかなり厳しかったことでしょう。長澤さんは30歳になった時に、女性誌でこんな発言をしています。

「30歳という年齢に対する焦りとかは何もないですね。今が一番楽しい!20代はちょっと疲れました(苦笑)。20代ってまだまだ未熟ですから、精神的に追いついていない感じがしていて…今の方がやりたいことができているし、周りの大人たちに30代は楽しいよって言ってもらえたことに納得!という感じです」

また別の女性誌でも、年齢に関することを率直に語っています。

「私だって年齢を重ねることに対する恐怖はあります。でも、怖さよりも楽しみのほうが勝つんです。30代になって、とにかくずっと楽しいんですよ(笑)。以前よりも広い視野で物事を見られるようになったし、心にゆとりも出てきた。仕事と日常のバランスは今が一番いいですね。多分、20代の頃は余計なところにずっと力が入っていて、それでくたびれてしまっていたんだと思うんです。30歳、40歳を迎えた先輩方が『今が楽しい』と言っていた理由が、自分がなってみてわかりました」

長澤さんが年齢を重ねても怖くなくなったのは、生き方のお手本となる先輩女性たちの存在が大きいのですね。

実は「30歳の壁」を始め、女性の生き方におけるベストな解決には「良い先輩やお手本になるリスペクトできる女性の存在」が必要不可欠です。尊敬できる先輩の背中を見てついていけば、落ち込むことも少なくなります。

もし先輩に恵まれていなければ、逢ったことのないけれど実在の女性や、映画や文学、コミックなどフィクションの世界に存在する女性でも良いでしょう。大切なのは「尊敬できる素敵な先輩像」を持っていることです!

さて、30歳は恋愛だけでなく、結婚についても心が大いに揺れる時期ですね。長澤さんの20代の頃の熱愛は「30歳の壁」を超える肥やしにもなったようです。

長澤さんが特に夢中になったのは、俳優の伊勢谷友介さんでした。夢中になりすぎて、彼に染まってしまった数々のエピソードがあり、別れたりくっついたりを繰り返していました。でもやがて伊勢谷さんが「結婚する気はない」とわかると、長澤さんはそれまでの関係を清算します。つまり別れを選びました。

長澤さんは30歳手前にエンタメ雑誌のインタビューで「もっと若い頃は結婚に憧れていたけど、今は仕事仲間や友達がいれば独身でも楽しく過ごせるし、自分でもなんでも乗り越える術も知ってきてしまって……。そもそも、本当に合うパートナーを探すことが難しいです。全てはタイミングじゃないですかね」と結婚に対して冷めた見解を述べています。

おそらく伊勢谷さんとの関係で燃え尽きてしまったと推察できますが、でも結婚したいほど好きだった人に対する気持ちを吹っ切れたからこそ、30歳を超えてからも仕事に専念できたともいえますね。

今は仕事中心の「おひとり様」かもしれませんが、30代で大恋愛するかもしれません。結婚観もおそらく尊敬する女性の先輩たちから影響を受けているのでしょう。


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