2007年のアメリカ映画。
原作はジャーナリスト、作家、登山家であるジョン・クラカワーが1992年に青年が放浪の末にアラスカで死体で発見された事件を描いた『荒野へ』
(1996年のノンフィクション作品)。
監督は俳優のショーン・ペン。
第80回アカデミー賞では助演男優賞と編集賞にノミネート。

あらすじ
クリスのアラスカでの生活と、アラスカに至るまでの道中、妹のナレーションが交互に挟まれる構成である。
裕福な家庭に生まれ、物質的に恵まれた環境で育ったクリス・マッキャンドレスは、エモリー大学を優秀な成績で卒業する。両親はハーバードのロースクールに進学することを望んでいたが、幼い頃から不和を見せつけられ、金で物ばかりを与えようとする両親に嫌気が差していたクリスは、学資預金を全額寄付し、世界の真理を求めアラスカへと旅に出る。
身分証を切捨てたクリスは自らをアレグザンダー・スーパートランプと名乗り、様々な人と出会いながら旅をする。ヒッチハイクでヒッピーの夫婦と出会い、穀物倉庫で働き、川を許可書なしにボートで下ってメキシコに行く。再びアメリカに戻り、ヒッピー夫婦と再会、歌を歌う少女とも交流する。
その後、クリスが荒野でキャンプしていると、ロン・フランツという老人と出会う。ロンは身寄りがなく、革を彫る仕事をして一人で暮らしている。

クリスはロンの仕事を手伝い、共に時間を過ごす。アラスカに行くというクリスに、ロンは自分の養子にならないかと言う。クリスはアラスカから帰ってきたら話をすると言う。

アラスカに分け入ったクリスは、うち捨てられたバスを発見し、そこを拠点とする。日記を記し、ジャック・ロンドンやトルストイ、『ドクトル・ジバゴ』を読みながら生活を送るが、徐々に食料は減っていき、ヘラジカを撃つも、食べる前に虫が湧いてしまう。ついに限界が来て、クリスはアラスカを出て街に戻ろうとするが、解けた氷で川が増水しており、帰ることができず閉じ込められてしまう。

アラスカにやってきて100日以上が過ぎ、食料を探して野草を食べるが、毒性があり苦しむ。衰弱しきったクリスは「幸福が現実となるのはそれを誰かと分かち合った時だ」と本に書き込み、涙を流しながらバスの中で息絶える。
キャスト
役名 俳優 日本語吹替
クリストファー・マッキャンドレス | エミール・ハーシュ | 櫻井孝宏 |
ビリー・マッキャンドレス | マーシャ・ゲイ・ハーデン | 小林優子 |
ウォルト・マッキャンドレス | ウィリアム・ハート | 伊藤和晃 |
カリーン・マッキャンドレス | ジェナ・マローン | 本名陽子 |
ジャン・バレス | キャサリン・キーナー | 野沢由香里 |
ウェイン・ウェスターバーグ | ヴィンス・ヴォーン | |
トレイシー | クリステン・スチュワート | 松井茜 |
ロン・フランツ | ハル・ホルブルック | 石丸博也 |
レイニー | ブライアン・ディアカー | |
ケヴィン | ザック・ガリフィアナキス |
スタッフ
- 監督:ショーン・ペン
- 製作:ショーン・ペン、アート・リンソン、ビル・ポーラッド
- 製作総指揮:ジョン・J・ケリー、フランク・ヒルデブランド、デヴィッド・ブロッカー
- 脚本:ショーン・ペン
- 撮影:エリック・ゴーティエ
- プロダクションデザイン:デレク・ヒル
- 衣装デザイン:メアリー・クレア・ハンナン
- 編集:ジェイ・キャシディ
- 音楽:マイケル・ブルック、カーキ・キング、エディ・ヴェダー
主な受賞
- ゴールデングローブ賞:歌曲賞「Guaranteed」(マイケル・ブルック、エディ・ヴェダー)
- ゴッサム賞:作品賞
- ナショナル・ボード・オブ・レビュー:ブレイクスルー男優賞(エミール・ハーシュ)
- パームスプリングス国際映画祭:監督賞(ショーン・ペン)、ライジングスター賞(エミール・ハーシュ)
- 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第6位
※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 より引用
『イントゥ・ザ・ワイルド』(Into the Wild)
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