(せかいさいそく - 、The World's Fastest Indian)は、2005年の映画。
ニュージーランド・アメリカ合作のロジャー・ドナルドソン監督、アンソニー・ホプキンス主演作品。
1000cc以下のオートバイの地上最速記録保持者バート・マンローの実話に基づいた映画である。しかし様々な脚色が加えられておりノンフィクションではない。

あらすじ
1960年代、ニュージーランドの南端に位置する田舎町インバーカーギル。独り小屋に住む67歳の男バート・マンローは、オートバイ1920年型インディアン・スカウトの改造に日々勤しんでいた。彼の夢は、ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツへ渡米し、その愛車で世界最速記録に挑むことだった。近所の子どもに「忘れるな。夢を追わない人間は野菜と同じだ」と諭す。子どもは「どんな野菜?」「さあな キャベツだ そう キャベツだ」という。苦労しながら、アメリカに渡るが、コックニーに似たニュージーランドの発音で苦労する。それでもめげず…。
キャスト
役名: 俳優(ソフト版日本語吹き替え)
- バート・マンロー: アンソニー・ホプキンス(石田太郎)
- ジム・モファット: クリストファー・ケネディー・ローフォード(てらそままさき)
- トム: アーロン・ジェームズ・マーフィ(高橋まゆこ)
- ティナ・ワシントン: クリス・ウィリアムズ(石井隆夫)
- エイダ: ダイアン・ラッド (谷育子)
- ラスティ: パトリック・フリューガー
- フェルナンド: ポール・ロドリゲス
- フラン: アニー・ホイットル
スタッフ
- 脚本・監督: ロジャー・ドナルドソン
- 製作: ロジャー・ドナルドソン、ゲーリー・ハナム
- 製作総指揮: 稲葉正治、チャールズ・ハナー、深沢恵、井関惺、バリー・M・オズボーン
- 撮影監督: デイヴィッド・グリブル
- 編集: ジョン・ギルバート
- 音楽: J・ピーター・ロビンソン
- 視覚効果スーパーバイザー: ケント・ヒューストン
- 美術監督 (アメリカ): J・デニス・ワシントン
- 美術監督 (ニュージーランド): ロブ・ギリーズ
- キャスティング (アメリカ): ダイアン・クリテンドン
- キャスティング (ニュージーランド): ダイアナ・ローワン
- 衣装 (アメリカ): ナンシー・キャヴァレロ
- 衣装 (ニュージーランド): ジェイン・ホランド
- 共同製作: ジョン・J・ケリー
- ラインプロデューサー: ドン・シェイン、マレー・フランシス
バート・マンロー
バート・マンロー(Burt Munro)ことハーバート・ジェームス・マンロー(Herbert James Munro, 1899年3月25日 - 1978年1月6日)は、ニュージーランド、インバーカーギル出身のライダー。
経歴
1967年、ボンネビル・ソルトフラッツにて自ら改造したインディアンで1000cc以下のオートバイ陸上速度記録を樹立した。彼の記録樹立までの奮闘は、アンソニー・ホプキンス主演の映画「世界最速のインディアン」(2005年)の題材となった。

マンローが速度記録達成に使用した1920年製インディアンの複製
(テ・パパ博物館)
彼は、1927年に結婚した妻フローレンス・ベリル・マーティンとの間に、ジョン、ジューン、マーガレット、グウェンの4人の子供をもうけた。
1978年1月6日にインバーカーギルにて死去。78歳没。
記録
- 1962年に、51in3 (850cc) にボアアップしたエンジンで、時速288km (時速178.97マイル) の世界記録を樹立した。
- 1967年には、58in3 (950cc) にボアアップしたエンジンで、階級記録の時速295.44km (時速183.58マイル) を樹立した。記録を樹立するために、彼はインディアンでの最速の公式速度記録である、一方向走行での時速190.07マイルを達成している。非公式の速度記録は時速331km (時速205.67マイル) である。
- 2006年にはアメリカモーターサイクル協会のオートバイ殿堂入りしている。
※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
『世界最速のインディアン』
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