ドラマの紹介
主人公・日向半兵衛(水谷豊)は、直参旗本の大番士でしたが、出世のことしか考えない同僚に嫌気がさし「無用庵」でのんびりと隠居暮らしを始めます。
新太郎(田中偉登)を養子にし、隠居生活も板についてきましたが、長年、半兵衛の世話をしている用人・勝谷彦之助(岸部一徳)は、若殿・新太郎の世話をしつつも、なんだかんだと大殿・半兵衛の様子を見にきては、半兵衛に惹かれている「お転婆」な奈津(檀れい)との縁談を進めようとします。半兵衛も奈津については満更でもないのですが、今は欲を捨て去り隠居をした身。今さら妻を娶る気などないと言いつつ、それでいてなかなか欲は捨てきれず…。
そんな半兵衛のもとへ、老中・定信(杉本哲太)が何者かに襲われたという知らせが入ります。大奥の権力者・大曽根(友近)と対立するなど、なにかと敵が多い定信。半兵衛は定信を警護する大番士たちを鍛え直す役目を仰せつかります。大番士たちを指導する場で半兵衛は留守居役の桧垣(武田真治)と出会い、意気投合しますが、なんと桧垣は奈津の元夫だったことがわかります。
何も知らない半兵衛は桧垣と奈津を引き合わせてしまい、2人は動揺。復縁を望む桧垣に対して奈津は?そして半兵衛は?大人の恋の行方にざわつきながらも半兵衛らは、江戸で流行する麻疹(はしか)の特効薬に潜む大奥の闇に巻き込まれていきます。
隠居した武士の何気ない日常から、次第に幕府と江戸を巻き込んだ巨悪が暴かれていくサスペンスフルなストーリー。もちろん息のあった半兵衛✕勝谷✕奈津のユーモアあふれるやり取りやホロリとさせる人情味あふれるシーンも健在です。さらに、今回は半兵衛と奈津の初めての出会いも回想シーンとして登場。勝谷や奈津の両親が“仕組んだ”2人の出会いの舞台とは?
主な登場人物
日向半兵衛(ひなた・はんべえ)
……… 水谷 豊(みずたに・ゆたか)
かつての徳川家の直参旗本・大番士。病で妻を亡くして以来、やもめ暮らし。用人の勝谷から跡継ぎの心配をされていたが、新太郎を養子に迎えたことで跡継ぎ問題は解決。勝谷から旗本の息女・奈津を薦められるが、気にはなるものの「欲は捨てた」と断り続けている。
……… 水谷 豊(みずたに・ゆたか)
かつての徳川家の直参旗本・大番士。病で妻を亡くして以来、やもめ暮らし。用人の勝谷から跡継ぎの心配をされていたが、新太郎を養子に迎えたことで跡継ぎ問題は解決。勝谷から旗本の息女・奈津を薦められるが、気にはなるものの「欲は捨てた」と断り続けている。
勝谷彦之助(かつや・ひこのすけ)
……… 岸部一徳(きしべ・いっとく)
幼少時から半兵衛に付き従う用人。半兵衛の身の回りのことはもとより、日向家の家政を一手に取り仕切っている。主人の意向を先読みする機転を持つ一方、自身の利得を天秤にかけるちゃっかりした一面も。半兵衛とは主従を超えた絆で結ばれており、信頼し合っていればこその毒舌を交えたやり取りを交わす。
……… 岸部一徳(きしべ・いっとく)
幼少時から半兵衛に付き従う用人。半兵衛の身の回りのことはもとより、日向家の家政を一手に取り仕切っている。主人の意向を先読みする機転を持つ一方、自身の利得を天秤にかけるちゃっかりした一面も。半兵衛とは主従を超えた絆で結ばれており、信頼し合っていればこその毒舌を交えたやり取りを交わす。
松田奈津(まつだ・なつ)
……… 檀 れい(だん・れい)
旗本の息女。勝谷が半兵衛の後妻にと見合いを仕組んだことをきっかけに意気投合、昵懇(じっこん)の仲となる。離縁経験があり、自らを「お転婆」と評す行動派。本気か冗談か真意は見せないものの、半兵衛との再婚には積極的。
……… 檀 れい(だん・れい)
旗本の息女。勝谷が半兵衛の後妻にと見合いを仕組んだことをきっかけに意気投合、昵懇(じっこん)の仲となる。離縁経験があり、自らを「お転婆」と評す行動派。本気か冗談か真意は見せないものの、半兵衛との再婚には積極的。
あらすじ
将軍の姫君の嫁ぎ先問題に頭を悩ます老中・松平定信(杉本哲太)。大奥で絶大な権力を誇る御年寄・大曽根(友近)に厳しく問い詰められ、さすがの定信も言い返すことができない。折から江戸では麻疹が流行し、庶民は高い薬代に一苦労。その薬もいかがわしいまがい物が出回っているらしく、庶民に質素倹約を奨励する定信への風当たりも強くなっていた。
そんな中、定信が何者かに襲われた。留守居役・桧垣(武田真治)の活躍でなんとか切り抜けたものの、警護すべき大番士の村西(木本武宏)らは恐れるばかりで全く役に立たない。怒りを露わにした定信は火付盗賊改・長谷川平蔵(榎木孝明)に大番士らを鍛え直すように指示。平蔵はその指南役を半兵衛(水谷豊)に依頼する。自分は隠居した身、やめた者がみだりに口を出すのも、という半兵衛だが、平蔵の依頼に悪い気はしない。勝谷(岸部一徳)と奈津(檀れい)にも背中を押され、平蔵の申し出を快諾する。
師範として村西らが早々に音を上げるほどの厳しい稽古を課す半兵衛。とはいえ、自らも年齢には勝てず痛む体を久庵(佐藤B作)に診てもらうことに。そこへ薬問屋・相模屋の利兵衛(鶴田忍)の娘・お順(池間夏海)がやってきた。かつてお順に文字を教えていた半兵衛、聞けば大奥へご奉公に出るという。思わぬ吉報に顔をほころばす半兵衛だったが、久庵は大奥のお女中が次々と奇妙な死を遂げているというかわら版を手に不安を訴える。
厳しい稽古を続ける半兵衛のもとへ、桧垣が様子を見にやってきた。半兵衛同様、厳しい稽古をつける桧垣と半兵衛は意気投合。夕餉でもいかがですかな?と自宅へと誘う。桧垣と帰宅した半兵衛を待っていた勝谷と奈津は顔色を変える。なんと桧垣は奈津の別れた夫だった。逃げるように家を出る奈津に、動揺した桧垣も後を追うように出て行ってしまう。勝谷から初めて事情を知らされた半兵衛も思いは複雑だ。
一方、定信は姫君の件で大曽根からさらに激しく責め立てられ、苛立ちも頂点に。しかし、そんな定信の目を盗み、桧垣は密かに大曽根に接近していた…。
出演者
水谷豊 檀れい 田山涼成 中山忍 佐藤B作 橋爪淳
市毛良枝 山中崇史 田中偉登 松風理咲 榎木孝明
武田真治 友近 春海四方 新山千春 池間夏海 あめくみちこ
松金よね子 木本武宏 螢雪次朗 鶴田忍
杉本哲太 岸部一徳
市毛良枝 山中崇史 田中偉登 松風理咲 榎木孝明
武田真治 友近 春海四方 新山千春 池間夏海 あめくみちこ
松金よね子 木本武宏 螢雪次朗 鶴田忍
杉本哲太 岸部一徳
ナレーション:夏木マリ
スタッフ
原 作:海老沢泰久「無用庵隠居修行」(文春文庫)
監 督:吉川一義
脚 本:土橋章宏
制 作:テレビ朝日・BS朝日・松竹株式会社
監 督:吉川一義
脚 本:土橋章宏
制 作:テレビ朝日・BS朝日・松竹株式会社
初回放送日:2021年9月21日(火)よる8:00~9:54
9月13日(金)よる7:00~8:54【4K】
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