10センチ以下博物館(断捨離の果てに) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

65歳定年時代に早期退職した男の片付け日記。
整理してしまう前に記録として残しておきます。

ジム・ロジャーズ アベノミクスを切る

2016年06月21日 21時08分34秒 | こんなものを見た
朝日新聞に、あの米国の投資家ジム・ロジャーズのインタビューが載っていたが、これがなかなかわかりやすくて面白いので引用しておきます。
なお、投資をしている人には説明の必要はありませんが、彼の投資先へ追随する人が多数いるくらい有名な投資家です。



・3年半前、政策に期待をして日本株を買ったが、正直がっかりしている。
 安倍首相は、経済を再興し、海外と競える環境を作り出すと公言していたにもかかわらず、結局、何もしなかった。
 やったことは、増税と税金で道路や橋を造り続け、お金をじゃぶじゃぶに刷り続けたことだけ。
 この先、よいことは何一つ起きないとあきらめ、、昨夏日本株は全て売却した。


・自国の通貨の価値を下げたり、インフレを起こそうとする手法で成功した国は過去にない。


・増税で財政再建ができても、経済再建はできない。
 増税するより無駄な支出を劇的に切りつめることが先。
 日本は高速道路が張り巡らされ、既に最高のインフラを持っている。
 高速道路や橋を、これ以上造ってどうする。


・無駄遣いをなくし、同時に減税する。
 減税でポケットにお金が増えれば、首相でなく、国民がもっと上手に使えるだろう。


・人々は貯蓄をしてお金を増やし、未来に投資してきた。それが日本を強くしてきた源泉だった。
 今は貯蓄をすればお金を失ってしまう。
 酷い間違いで、経済や社会、国家を支えてきた人々を破滅させる。


・マイナス金利政策で経済をよくすることはできないと断言する。
 それは、日本以外の国でも同じこと。
 国の借金が増え続け、自国通貨も下落して物価が上がる。
 おまけにマイナス金利で財布の中身まで寂しくなり、日本はどうやって生き残るつもりか。


・日本株にはよい兆候が見つかるまでは手を出さない。
 例えば、安倍首相が辞めるか、彼自身が変わるか、だ。


・日本が移民に門戸を開き、子供を増やす政策にカジを切り、減税とともに財政支出を劇的に切り詰める政策を打つようなことになれば、誰よりも一番に自分が巨額投資をする。


・私が10歳の日本人なら、両親を説得して日本を逃げ出すだろう。
 それは、新しいリーダーが出てこない限り、40歳になったときの日本経済は悪夢だと思うので。
 スペインやポルトガルも500年前は非常に裕福な国だったが、借金で経済が行き詰まった。

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