残りものに福は

おひとり様になってすぐに、自分を変えようと思って、チャレンジしたことがいくつかあるのだが、その内の１つに、女性と話をする機会を持つ、というのがあった。
これを機に、自分を少しずつ変えていきたい、という考えからだった。
１年間で、手紙、ネット、直接会う、と色々試してみた。

いかがわしい行為は全くなし。
いやー、本当はそうしたかったかも知れないが。（嘘、嘘、笑）
ほとんどはお話しをするだけで、場合によっては食事をすることもあった。
（それだけでも、自分としてはよく頑張ったなぁ、と思うが。）


相手の女性は、私よりかなり若い人から年齢の近い人まで様々だったが、共通する点が１つだけあった。
結婚経験のない、独身ということだった。


で、お話をしていく内に、皆さんの共通事項が見えてきた。
それは、私とは逆に、自分を変える気持ちがない、と言うことだった。
本当はあるのかも知れないが、私にはそうは感じられなかった。


こんな私を受け入れてくれる人。


そんな人は、まずいないよ。
運がなかったからじゃないよ。
今の自分があるのは。
自分に理由があるからだよ。
話をしている内に、そう言いたくてしょうがないことが何度もあった。


確かに私の邪推かも知れないが、でも私にそう感じさせる何かがあったのも事実だ。
そして、そう言えるのは、私自身がそうであり、それを自覚しているからだ。
どんな境遇でも、そこから先の進み方の決定権は自分にあるのだ。
どんなことも自分次第。
変えないことや、選ばない、という選択も。


私も、今の生活で特に不自由していないので、このままの方が確かに楽だ。
自分である程度のことは何でもできるし、悩みはあっても自己責任。
自分のペースで生きていけるので、圧倒的に楽だ。

私は、仕事上では積極的に話をするし、そう言う意味でも社交性はある。
が、プライベートでは、人と接するのはニガテ。
（詳細は書かないが）小さい頃から、私自身が「社会不適合者」だと自覚しており、そう言う意味で何とか変えていかなければと思っていた。
親の愛情をほとんど受けなかった（と思っているし、それは圧倒的に事実）自分には、幸せになる資格はない、と思っていた。

だから、おひとり様になったのを機に、今の自分を少しずつでも変えるきっかけが得られれば、とも思っていた。


話をした女性達も、きっと色々あったのだろうけど。
もしくは男と女の考え方の違いかも知れないが。


スターウォーズは、最初単純な映画だと思っていた。（いや、ほとんどはそうだ。）
ただ、「ダークサイド」という言葉は、歳を取るにつれて重くなっていった。
（公開当時は確か「暗黒面」と言っていた。）
１度入ってしまうと、捕らえられて、簡単には抜け出せない。
そして、負は連鎖していく。


そう言う人が多い気がした。