製粉バンザイ

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まさみつ君の間違い

2021-12-16 16:55:10 | 日記
検察→警察
プロバイダー→アドバイザー
ブルゾンちえみ→ブルボンちえみ
アフリカ→アメリカ
ワタナベジュンジ(同級生の名前)→陣内
360℃→380°
TDL→NTT
山梨兼→山形県
宮崎県→宮本
サリン→車輪
社会保険→会社保険
経理→警備
菅首相→スマ首相
探偵→鑑定団
IPアドレス→IT
100円均一→100円キンイチ
IDカード→IT
STAP細胞→ストップ細胞
信用金庫→信用銀行
GDP→NTT
分度器→温度計









まさみつ君の略式裁判

2021-12-16 15:50:50 | 日記
まさみつ君の身柄は拘束されず、時々警察に出向いて取調べを受けていました。
そのうち検察に出向く様になりましたが、まさみつ君は検察という言葉を警察と聞き取っていました。
まさみつ君に車を壊された人は車修理代を求めていたのではなく、ただまさみつ君のよくな人間を捕まえてもらいたかっただけのようで実際一文も貰いませんでした。
まさみつ君は罰金30万円を払う事になりましたが、まけてくれとか分割にしてくれとか散々ゴネましたが、大人しく払わなければ刑務所行きになります。
まさみつ君は30万円払うより刑務所に入った方が得だと考える人ですが、結局母親が30万円払いその件は終了しました。

僕はまさみつ君が家宅捜索された後の時点で「100キンイチ」で買った千枚通しでパチンコ屋の駐車場にあった車のタイヤをパンクさせたのがばれた、と言うのを聞いています。その時点ではまさみつ君自身もパンクの件だと思っていたはずです。
たぶん警察に色々言われているうちに事件とされているのがすっかり忘れていたガラスを割った件で、パンクの件ではなさそうだと気づいたのでしょう。
それ以降パンクの件についてはその話は知らない、と言うばかりです。
たぶん他にもやっていると思います。


まさみつ君との遭遇

2021-12-05 13:49:45 | 日記
怪電話の主はまさみつ君でした。

一念発起して就職活動を始めるにあたって、何故か中学時代の同級生のたっつぁんに接触してきたのでした。
たっつぁんが言うには、まさみつ君はやる事なす事おお事になる芸術家肌の男なので是非僕も会ってみろという事でした。

翌日たっつぁんが寝ていると何やら気配を感じ、見ると部屋の中にまさみつ君がみどりのタヌキの入った袋をぶら下げて立っていました。たっつぁんの部屋は実家の二階にあって、玄関から入ると母親が出て来て二階に上がるように言われます。

僕がたっつぁんの部屋に入るとたっつぁんとメガネをかけた小太りの陽気な顔の男がコタツに入っていました。「こんにちは」と挨拶して僕もコタツに入りました。右側には陽気な顔をした男です。
男は両手を忙しく動かしながら「ブーン」とか「ピッピッピッピッピッ」とかしゃべり続けています。僕が挨拶してもずっと「バチバチバチバチバチ」とか言っています。擬音の合間に聞き取れる言葉から考えると色々な機械を使った溶接作業のやり方を説明しているようでした。たっつぁんは溶接の仕事をしていた事があるので詳しいはずなのに、「あれ?今の全自動だろ?なら半自動どうだっけ?」とか何度もリクエストして、その度に男は音付きで作業の動きをやっていました。
五分位すると男はこっちを見て急にはっとした表情になって「誰ですか?」と言いました。

正面のたっつぁんがしきりに目配せしてくるので、溶接をした事がない僕も始めから教えてくれるよう何度もリクエストしました。

まさみつ君は調理学校卒業後喫茶店の厨房に入ったのですが、それを辞めて以降、溶接工場や段ボール工場、電気工事店などで働いていましたが、もう何年も車で近所の老人の病院への送り迎えをして週に二回五千円をもらう生活をしていました。陽気なので老人には人気があるそうでした。一度は老人をのせて往復400キロ移動して15万円もらったそうです。しかし最近その老人の息子が定年退職して自分で親を運ぶようになったのでまさみつ君の仕事はなくなってしまい、実家の母親からは、もうお前の世話はしないから家を出ていけと言われて、それで仕事をさがさないとならなくなっていました。
まさみつ君は酒は全く飲みませんが、パチンコと競輪が好きで、さらに高いタバコを一日二箱吸います。足りない分は母親がスーパーで買い物をする時に車を出した手間賃と高騰したガソリン代の分という名目で結構な額の小遣いをもらっているようでした。



怪電話

2021-12-03 14:01:27 | 日記
たっつぁんはスマホというものを使わずずっとガラケーなので調べものがあると僕に連絡して来ます。

このところ月曜から金曜の毎朝7時半と午後4時に市内局番の知らない番号から電話があって、出た方がいいのかどうか分からないので調べられる事は調べてくれという事でした。
平日の明るい決まった時間になんだから仕事でかけているんだろうけど見当がつきません。でも、朝の7時半というのは迷惑な時間で普通はかけてきませんし、仕事ならなおさらです。機械が電話をかけているのか、セールスなのか、新手の犯罪なのか、色々考えましたが分かりません。

番号から見た大体の位置はたっつぁんの家から近い住宅街のあたりで、その辺には心当りのある事業所や機関はありませんでした。相手が本当に連絡をとらないとならないなら他の方法で何か言ってくるはずなので放っておく事になりました。

さらに二週間ほど経った土曜、たっつぁんの家にキャベツ太郎というカールやうまい棒のような菓子と30円位の缶ジュースを持ってまさみつ君が現れたと連絡がありました。



まさみつ君

2021-12-03 01:34:40 | 日記
まさみつ君が新聞配達のアルバイトを始めました。

本当は朝2時から仕事ですが、一日目は9時から人について新聞を配る家を回る事になりました。

昼休みに僕がみつまさ君がどんな具合か気になって電話をかけてみると、まさみつ君は母親から電話で、家に警察が来たから帰って来いと言われた、と言いました。
何で警察が来たのか聞くと、去年パチンコ屋で嫌いな人の車があったので、千枚通しでタイヤを刺してパンクさせたところを防犯カメラに撮られていた、と言いました。

夕方タツ君と新聞店に行くと店の前でまさみつ君が泣いていました。
どうして人の車にそんな事をしたのか訊くと「えっ、パンクなんかさせてない。サイドミラーを叩いて割って、ドアを蹴ってへこませた」と言います。変だなと思いました。
午前中パトカーが七台で来て、まさみつ君は呼び戻され、家宅捜索というのをされました。手型足型を取られ、ズボンとスマホを持って行かれそうになったものの、それは使うからと言うと勘弁してもらえました。

次の日、まさみつ君が9時に新聞店に行くと人事の人が一人でいて、まさみつ君は新聞を配る時に見る記号を憶えられないので辞めてくれと言われました。