今日父は生まれ故郷である、東京の某寺院のお墓に入りました
49日が1月1日なので早めですが今日納骨式を済ませました。
の画像は父の死後、ベッドの回りの物を袋に詰めて家へ持ち帰り
亡くなった日の夜なんとも寂しい気持ちで母が袋の中の物を
一つ一つ片づけていたら、ティッシュの箱に震える手で父が一生懸命に
書いた11月のカレンダーが・・・私達親子は唖然としました。
病名を知らなかった彼は絶対に家に帰れると信じていて
4ヶ月近くなる入院生活に焦りを抑えきれなくなっていたんです。
毎日同じ天上を見てカーテンの中で孤独な生活、今日が何日なのか?
解らなくなるようで!直ぐ近くにカレンダーを置きたかったのでしょ?
でもよーく見て下さい、流石に我が父親、天然親父ブリがこのカレンダー
にも現れています。1・2・3・4・5・・・・26まで書いたはいいが?
自分で書いたのに26が20に見えてしまって!?
うっかりまた21から書いちゃっているんですよ。
父が亡くなる前日に私と二人きりで交わした会話が愉快でした。
父(久しぶりに酒飲んだ夢を見てよー!旨かったな~!!
カニが出てよー俺は、はなっからカニが嫌いだろ
だから、食べなかったけどな!酒は旨かったなー。)
私(何のお酒飲んだの?)
父(相変わらず貧乏でよぉぉぉ!焼酎の水割だよっ!
酒飲んでもいないのにまるで酔っぱらっているみたいだ)
父(自分の葬式の夢を見たんだよ、いやんなっちゃうよなー自分に葬式の
夢を見るなんて・・・だんだん変になって来たぞ後2~3日かもしれないな)
父(おまえ、友達と写真撮っただろ~)
私(えっ?何で?)
父(おまえの友達は若いなー!)
私(何で知ってるの?)
父(宝塚だもんな~・・・友達?)
私(;汗)
父(目をつぶると白い服を着た綺麗な女の人が沢山そこに見えるんだよ
それから丸い顔をしたお婆さんが居る、目を開けると居ないのに
目をつぶるとそこに見えるんだよ・・知らないお婆さんなんだよ)
私(その人達はお父さんに、おいでおいでって言ってるの?)
父(言ってないよ。あーだんだん俺も変になって来たぞー?
今夜辺りかもしれないぞ~・・・?)脈を取る動作をする父
父(脈を感じないけど、機械に数字が出てるか?)
私(102ってちゃんと、出てるから生きてるよ!お父さん)
この他にも沢山会話を交わしましたが、母と交代の為に帰宅の時間が
私(私は帰るからね!お父さんじゃーね!)
父目を見開いて私の顔を見て(おーーーーーー!)
この(おーーーーー!)が私への最後の言葉でした。
人に読んで頂く様な話題ではないのですが、
なんとなく記録しておきたくて語ってみました。