私は二年前まで会社に行きながら、キャリアアップのためにTOEICの勉強をしていました。
ただ、会社で朝9時から夕方7時まで働いて、通勤電車で揺られて合計2時間。
もちろん、その2時間は英語のリスニングの時間として使っていましたが。
家で飯を食べて、風呂に入ってすでに時計は9時。
そこから、
一日10個英単語を覚えて、
前日に覚えた英単語を復習して、
リーディングに取り掛かって、
解答を見て間違いを理解して、
とやっている内に眠気がやってきます。眠気があるとなかなか勉強に集中できません。ストレッチをしてみたり、お茶を飲んでみたり色々と試してみたもののあまり効果はありませんでした。カフェインが眠気覚ましに良いといわれて、コーヒーを飲んで勉強をしてみたものの、今度はベッドに入ってから眠りにつけな
くなってしまう始末。
自分の目標としては、最低2時間は勉強と決めてはいたものの、机の前に座り30分ほど英文を眺めている内に、やる気は失われついに勉強をする事を止めてしまいました。 本棚には忘れられたかのようにTOEICの参考書の山。 結局、疲れや眠気には勝てませんでした。。
TOEICで高得点を取った人の勉強方法などを読んでいると、「睡眠時間4時間で毎日仕事が終わってから勉強した。」などと書いてありますが、私には到底できませんでした。
人並みに仕事して、会社から帰ってきてシャワーを浴びて、 ご飯を食べた後には、私には勉強する時間を作る「気力も体力」も残っていなかったのです。
なんて自分は根性が無い人間なんだろう。と自己嫌悪に陥りました。
//
それから約一年後、私は偶然仕事でアメリカに来る事になりました。TOEICの点数はあまり高くはありませんでしたが、たまたま適任者が私以外には居なかったという事で運良く憧れのアメリカに出張する事ができました。
アメリカでは現地の仕事を2、3日で終え、英語の勉強と観光を兼ねてアメリカにいる友人を訪れる事にしました。彼はアメリカの大学を卒業して、現地の企業でバリバリ働いているビジネスマン。
彼は自己啓発や健康に嵌っているので、私に「自己啓発のセミナー」に参加しようと誘ってきました。
3泊4日で値段も10万円程度と信じられない位高いセミナーですので、参加するのにはかなり躊躇していましたが、もともとそういった事にも興味があったので試しに参加してみる事にしてみました。
日本で言ういわゆる「セミナー」というのは、小さな会議室のような所でホワイトボードをバックにしてやるものですが、そのセミナーは全く異質なものでした。
セミナーの場所は普段はコンサートとして使われている会場。会場に入るやいなや、クラブにいるかのように色々な色の光や、雰囲気を出すための白い煙がでてきます。3000人もの参加者が集まった所で、ダンサー達がステージに現れダンスをし始め、3000人がそのダンスを真似するのです。朝の9時という時間なのにセミナーは一気に大盛り上がり。
気難しそうなおばちゃんも、頑固そうなおじちゃんも、マッチョなお兄さんも、老若男女が入り乱れて大興奮。
そんな大興奮が止まない中、セミナー講師が出てきました。
セミナー自体にもインパクトは十分あったのですが、セミナー講師である彼にはさらにびっくりさせられました。なんと、朝の9時から夜中の11時までぶっ続けで話すんです。途中の食事休憩は1時間のみ。トイレにも行かずに13時間ぶっ続けで話をする人間を見たのはこれが初めてでした。
そのセミナーでは、自己啓発、食事法や、健康法など「より良い人生」をテーマに色々なレクチャーが展開されました。
そんな中、彼はぽつりと言ったんです。
「僕は普段、4時間半しか寝ないよ。みんな寝すぎなんだよ。」
13時間喋り続けるだけでも、驚異的なのに彼の睡眠時間は4時間半だけだと言い切るのです。
セミナーのスケジュールを見ると、全部で4日間あるのですが、全て夜の11時に終了、朝の7時に始まるスケジュールです。準備などを入れれば、4時間ほどしか睡眠はとれないスケジュールです。
初日には朝一番で乗り込んでいたセミナー参加者が多数いたのですが、2日目、3日目と経つ内に、徐々に朝一でセミナー開始を待つ人々が減っていきます。
なんで同じ人間なのにここまで違うんだろう?
これをきっかけに僕は健康や睡眠に関する本や論文を読み漁りました。
.ミラクルスリープ
ただ、会社で朝9時から夕方7時まで働いて、通勤電車で揺られて合計2時間。
もちろん、その2時間は英語のリスニングの時間として使っていましたが。
家で飯を食べて、風呂に入ってすでに時計は9時。
そこから、
一日10個英単語を覚えて、
前日に覚えた英単語を復習して、
リーディングに取り掛かって、
解答を見て間違いを理解して、
とやっている内に眠気がやってきます。眠気があるとなかなか勉強に集中できません。ストレッチをしてみたり、お茶を飲んでみたり色々と試してみたもののあまり効果はありませんでした。カフェインが眠気覚ましに良いといわれて、コーヒーを飲んで勉強をしてみたものの、今度はベッドに入ってから眠りにつけな
くなってしまう始末。
自分の目標としては、最低2時間は勉強と決めてはいたものの、机の前に座り30分ほど英文を眺めている内に、やる気は失われついに勉強をする事を止めてしまいました。 本棚には忘れられたかのようにTOEICの参考書の山。 結局、疲れや眠気には勝てませんでした。。
TOEICで高得点を取った人の勉強方法などを読んでいると、「睡眠時間4時間で毎日仕事が終わってから勉強した。」などと書いてありますが、私には到底できませんでした。
人並みに仕事して、会社から帰ってきてシャワーを浴びて、 ご飯を食べた後には、私には勉強する時間を作る「気力も体力」も残っていなかったのです。
なんて自分は根性が無い人間なんだろう。と自己嫌悪に陥りました。
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それから約一年後、私は偶然仕事でアメリカに来る事になりました。TOEICの点数はあまり高くはありませんでしたが、たまたま適任者が私以外には居なかったという事で運良く憧れのアメリカに出張する事ができました。
アメリカでは現地の仕事を2、3日で終え、英語の勉強と観光を兼ねてアメリカにいる友人を訪れる事にしました。彼はアメリカの大学を卒業して、現地の企業でバリバリ働いているビジネスマン。
彼は自己啓発や健康に嵌っているので、私に「自己啓発のセミナー」に参加しようと誘ってきました。
3泊4日で値段も10万円程度と信じられない位高いセミナーですので、参加するのにはかなり躊躇していましたが、もともとそういった事にも興味があったので試しに参加してみる事にしてみました。
日本で言ういわゆる「セミナー」というのは、小さな会議室のような所でホワイトボードをバックにしてやるものですが、そのセミナーは全く異質なものでした。
セミナーの場所は普段はコンサートとして使われている会場。会場に入るやいなや、クラブにいるかのように色々な色の光や、雰囲気を出すための白い煙がでてきます。3000人もの参加者が集まった所で、ダンサー達がステージに現れダンスをし始め、3000人がそのダンスを真似するのです。朝の9時という時間なのにセミナーは一気に大盛り上がり。
気難しそうなおばちゃんも、頑固そうなおじちゃんも、マッチョなお兄さんも、老若男女が入り乱れて大興奮。
そんな大興奮が止まない中、セミナー講師が出てきました。
セミナー自体にもインパクトは十分あったのですが、セミナー講師である彼にはさらにびっくりさせられました。なんと、朝の9時から夜中の11時までぶっ続けで話すんです。途中の食事休憩は1時間のみ。トイレにも行かずに13時間ぶっ続けで話をする人間を見たのはこれが初めてでした。
そのセミナーでは、自己啓発、食事法や、健康法など「より良い人生」をテーマに色々なレクチャーが展開されました。
そんな中、彼はぽつりと言ったんです。
「僕は普段、4時間半しか寝ないよ。みんな寝すぎなんだよ。」
13時間喋り続けるだけでも、驚異的なのに彼の睡眠時間は4時間半だけだと言い切るのです。
セミナーのスケジュールを見ると、全部で4日間あるのですが、全て夜の11時に終了、朝の7時に始まるスケジュールです。準備などを入れれば、4時間ほどしか睡眠はとれないスケジュールです。
初日には朝一番で乗り込んでいたセミナー参加者が多数いたのですが、2日目、3日目と経つ内に、徐々に朝一でセミナー開始を待つ人々が減っていきます。
なんで同じ人間なのにここまで違うんだろう?
これをきっかけに僕は健康や睡眠に関する本や論文を読み漁りました。
.ミラクルスリープ