リジンとは、体内で合成することができず、食品等から摂取しなければならない必須アミノ酸のひとつで、体のたんぱく質の組み立てに必要不可欠なアミノ酸の一種です。
リジンは牛乳の中から発見され、生体のたんぱく質中に約2~10%含まれていることが分かっています。抗体やホルモン、酵素などをつくる機能を担っており、体の組織の修復や成長に大きく関与しています。また、脂肪燃焼に必須であるカルニチンの原料でもあります。
リジンは必須アミノ酸のため、食品から摂取しなければなりませんが、他の栄養素と同じようにリジンのみを特定して体が摂取することはできません。リジンは、食品のたんぱく質中で最も制限アミノ酸[※]になりやすいことで知られています。また、植物性たんぱく質中には含量が少なく、米や小麦、とうもろこしなどの穀類たんぱく質では特に不足しているため、一般的な家畜用飼料にはリジンが添加されています。
[※]制限アミノ酸とは、必要量に対して充足率の低いアミノ酸のことです。必須アミノ酸は相互の量が一定の範囲内にあることが大切であり、ひとつでも不足しているアミノ酸があると、たんぱく質の利用効率は不足しているアミノ酸に引っ張られて低下してしまいます。
リジンの効果
リジンは、体内でのたんぱく質の組み立てに必要不可欠な必須アミノ酸のひとつです。たんぱく質は体内で細胞や細菌・ウイルスの侵入を防ぐ抗体の材料であるため、リジンの摂取は成長と免疫力の向上に効果的です。
L-リジン Source Naturals