群青色の空と

遠くから眺めても、近くに寄っても美しい伯耆大山です。ゆっくり登れば出会いと感動があります。

大山南壁の初春 槍尾根を行く

2014年04月18日 | 大山と自然

平成26年4月12日

大山環状道路が鍵掛峠まで開通しました。
今日は、鍵掛峠近くの木谷登山口に車を置いてキリン峠を目指し、余力があれば槍尾根を登る予定です。
晴れていますが、水蒸気が多いのか空気に透明感がありません。
青空がモヤっています。

初春の鍵掛峠より大山南壁
大山南壁の雪の状態が気になります。
登山前に、鍵掛峠から大山南壁を見上げると
南壁は雪解けが進んでいるようですし、気温も適当です。
冬山の重装備ナシでOKでした。

樹氷の綺麗な冬期限定のキリン峠直登のコースを上りました。
遠くに見える中国山脈の稜線は春霞でぼんやり。
足跡頼りに山スキーの後も残るしっかりした雪面を
はまり込むこと無く登り切りキリン峠に付きました。

思ったより体力が残っています。
キリン峠より槍尾根を見ると、難所部分に雪も残り登れそうです。
槍尾根登りに挑戦することにしました。

最大の難所を越えキンリン鉄柱で大休止
そして、今年初めての槍尾根を登り剣ヶ峰に向けて縦走します。

槍ヶ峰へ
槍尾根を縦走中、三ノ沢から登る登山者がいました。
雪解けで、落石の音が響きます。
雪面を転がる落石は音無で迫って来ます。
この沢を下山する時は、石の転がっていない斜面を下りますが細心の注意が必要です。

今日の尾根は風無く、寒く快適です。
槍ヶ峰でホッカイロで暖めているおにぎりで腹ごしらえしゆったり。その後、剣ヶ峰を往復しました。
天狗ヶ峰を登り、剣ヶ峰までもう少し。
撮ったデータを見てびっくり。。。雪庇の断面が横顔に髪も目も眉も、そして鼻も口もアゴもあります。

さて帰路です。
剣ヶ峰、天狗ヶ峰、槍ヶ峰そして三ノ沢を下山しました。

落石の音がゴロゴロする中、
槍沢の雪面にかかとをたてすんなり三ノ沢まで下山。
三ノ沢から天狗を振り返って見上げると、
天狗の雪庇が今にもドッサと落ちてきそうでした。

 

大山南壁の初春 槍尾根を行く


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