契約社員は、プライベートな時間を作りやすいなどのメリットがある一方、将来のことをよく考えないまま契約社員として働き始めると、後々の人生に大きく響いてくる恐れがあります。企業との労働契約が結ばれているうちはよいものの、契約が終われば収入が皆無になりかねないのが大きな難点です。もっとも、若いうちは新たな仕事を見つけやすいため、契約社員のデメリットはそこまで目立ちません。一方で、今後のキャリアについて計画立てることなく契約社員として働き続けると、年をとった時に仕事が見つからずに苦労する恐れがあります。そのため、契約社員として働くのであれば、将来のことを考え、明確な目的を持って仕事に取り組むことが欠かせません。
目的に明確な正解はありませんが、契約社員の働き方をスキルを磨く場として捉えて将来の転職や独立の足がかりにする、契約社員としての仕事をこなしながらプライベートな時間で資格試験の勉強を進める、などが例として挙げられます。今後のキャリアについてのビジョンが全くない場合、契約社員になるとズルズルと時間だけが経過しかねません。
契約社員を目指すのであれば、理想の将来像と、その将来像に進むための大まかな道のりを決めるため、キャリアプランを作成するところから始めるのが無難です。キャリアプランとは、理想の姿と現在の自身の姿を比較し、理想の姿になる上で必要な行動を明確にするための行動計画です。明確な目標設定がないと迷走しやすいので、まずはキャリアプラン作成に力を入れてみてください。