星の王子様

2011年10月31日 | 日記
今は亡きビル・エヴァンス。

知的で素敵でとても悲しいピアノを弾きます。

僕はなんだかんだビル・エヴァンスが一番好きです(なんだかんだと言えるほどジャズを知りませんが)。

この人は晩年、ドラッグで体がボロボロになり、手を腫らしながら片手でピアノを弾いて死にます。

前から破滅的な人が好きだったのですが、本当にこの人は何とも言えない魅力で溢れています。



Come Rain Or Come Shineという曲があります。

曲名がまず素敵すぎるのですが、曲中にだんだん上がってくテンションとそれを時に抑える渋さと、一定のペースで入ってくる高い単音がなんとも言えぬ気持ちにさせてくれます。

きっとこの人は、冷静という感情の中に深い情熱があったんだろうと思います。



My Foolish Heartという曲があります。

とても有名な曲なのですが、すぐ側で自分の気持ちを表現してくれているかのような親近感と共に、これまた深い悲しみに溢れているような曲です。

スタジオ録音のやつを聴いてみたいです。

寂しい夜には是非ビル・エヴァンスを。