人手不足対策室

介護業界が抱える人手不足問題について考える

介護業界の問題と人手不足

2023-01-23 04:32:13 | 人手不足

介護業界が抱える問題について、人手不足があげられます。団塊の世代が介護を受ける年齢に差し掛かるうえ、介護人材の高齢化が進む傾向にあるため、数年後には介護施設での介護士不足がさらに深刻化することでしょう。

介護の仕事は資格がなくてもできますが、介護の要にあたる体に触れる介護は初任者研修を修了しなければできません。また、介護の上位資格である介護福祉士の取得を目指すには、実務経験や実務者研修の修了などさまざまなハードルも存在します。働きながら研修を受けることは時間も費用も掛かることなので、とても難しいケースもあるでしょう。

小規模の介護事業所などは増えておりますが、人材不足を解消する手立てには至っていません。小規模だからこそワークライフバランスが崩れてしまうなどのデメリットが生まれることもあるようです。人材不足などの問題で事業所閉鎖などの問題が講じると、これから増えることが分かっている介護が必要な高齢者の受け入れ先問題が生まれる可能性もあります。

人手不足の問題を解決するには介護士の働きやすさを模索することが大切です。地域や他業界との連携のほか、ICT技術を応用した介護などさまざまなアプローチを行い、働きやすさの向上を打ち出していきましょう。介護業界の問題を解決するために、LIFE(科学的介護情報システム)などの国の施策が打ち出されていますが、効果が出るには数年以上の時間を要するようです。こういったことも問題の一つと受け止められています。


介護業界の人手不足を解決する外国人介護士の採用メリット

2022-12-28 04:32:13 | 外国人技能実習生

介護業界の慢性的な人手不足を解決するために、外国人介護士を雇用する事業所も増えています。外国人技能実習生の受け入れや、在留資格を得た外国人介護福祉士などの受け入れで人員を確保する動きがあるようです。外国人技能実習生や介護福祉士の受け入れはメリットが大きいことで知られています。

一つ目は、しっかりと働いてくれることにあるでしょう。母国に住む家族への仕送りのために日本に働きに出ている人がほとんどです。また、介護の資格を取得するためには実務経験が求められます。介護福祉士の資格が取得できなければ、自国へ帰らなければいけません。介護福祉士取得で在留資格を得た場合でも、介護の仕事をやめれば在留資格を失います。これらの理由から、長く勤めてくれるメリットがあります。

もう一つのメリットは、家族のように大切に要介護者を扱ってくれる点です。多少コミュニケーションや言葉の壁に当たることは否めませんが、お国柄や宗教的教育から高齢者を大切にする介護士がほとんどです。丁寧な言葉遣いで要介護者を尊重した介護を行いますので、利用者からも喜ばれます。もちろん、介護士として教育することの責任はありますが、環境を整えることで長く働いてくれる人材を確保できます。

また、技能実習生や外国人は、日常会話レベルの日本語の理解力を図る日本語能力検定のN3~N2程度のスキルを持っています。ゆっくり丁寧に話すことで、意思疎通もしやすいので仕事も教えやすいでしょう。《外国人介護士に関する詳細は、こちらの参考サイトへ》