【私の雑記帳】 側にはいつもねこがいる

たわいもない日常の出来事を書いています。
ねこが好きでねこちゃんの事も書いて行きます。

絆・・・。     たく&はな。

2008年05月07日 19時15分40秒 | ペット

 

 

星屑の川を駆け下りて

あのふーちゃんとダイゴちゃんは

ママの元へやって来ました。

 

夢のようなひと時が訪れたのです。

 

ママはそっと手を差し伸べました。

すぐそこにいる、大好きな子供たち。

少しだけその手が触れたような気がしました。

でも、抱きしめる事は出来ません。

 

ママとふたりの間には

目には見えない深い闇の空間があるのです。

 

でも、ママも

そしてふーちゃんもダイゴちゃんも

そんなことは問題ではありませんでした。

 

どんなに深い闇があっても

こころの絆は繋がっているのですから。

 

 

「ふーちゃん、ダイちゃん、よく来てくれたね」

「ありがとう」

「ママ!ぼくね病気治ったよ」

「ぼくも。ほら見て!」

「ほんと!ふたりともとっても元気そう!ママうれしいな」(^。^)

「あのねママ、ぼくね走れるよ。いつもね虹色の輪を走ってるんだよ」

「ぼくもだよ!いつもふーちゃんといるよ。」

「あとね、お友達も一杯いるよ。」

「うん、いるよ!」

「そう。よかった・・・。」

「よかったね。」

「たのしい?」

「ごはん食べてる?」

「ちゃんとねんねしてる?」

 

ママの声が少し小さくなりました。

 

「うん、たのしいよ。」

「たくさん食べてるよ。」

「ちゃんと寝てるよ・・・」

「ぼくも・・・」

「・・・そう。元気になって、ふたりともまん丸になって・・・」

「ママね、すごく嬉しいよ」

 

「ふーちゃん、ごめんね。寂しい思いさせて」

「ダイちゃん、ごめんね。いつも我慢させてしまって」

 

 

ママはずっと後悔していた事を謝りました。

それは

あのたくとはなに託した

ふたりへの手紙に書かれた事でした。

 

それはずっとママの胸を苦しめていた事だったのです。

 

 

 

 

 



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