チャチャは公園に戻っても
元気がありません。
とても気になります。
「どうしたの?」
と、たくちゃんは聞いてみました。
「あのね・・・思い出すんだ。陸ちゃんの事」
「陸ちゃんって?」
「ぼくがいつも一緒にいた男の子」
「その子はどうしたの?」
「・・・」
「逢えないの?」
「うん。遠くへ行った・・・」
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「こっちだよ」
そう言ってチャチャはふたりを呼びました。
道路を渡って行きます。
公園のすぐ前には家がたくさん並んでいて
その一番角にガレージがありました。
「ここがボクの寝る所」
チャチャはガレージの中に入って行きます。
「いつも開いているんだ」
ガレージの中にはダンボール箱があっ . . . 本文を読む
「ぼくはチャチャって言います。」
とその猫は答えました。
たくもはなも自己紹介をしました。
チャチャはなぜこの公園にいるのか
ふたりに話してくれました。
「ボクの飼い主さんはお仕事で
違う街に行ったんだ。でもボク
は一緒に行けなくてさ。新しい
家にはボクは入っちゃいけな
いんだって。だからここにいる
んだよ。」 . . . 本文を読む
たくとはなは
近くにある公園へ出かけました。
ブランコだけの小さな公園です。
周りは道路なので
とても危険です。
飛び出さないでね>^_^<
「あれ?誰かいるよ」
と、たくちゃん。
「ホントだ。」
と、はなちゃん。
向こうもふたりを見ています。
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たくとはなは
この場所を離れられないようです。
気になるもんね。(^_^)
でも、確かふーちゃんたちのママの事は
何処に住んでいるのか
ふたりは知らなかったよね。
イヤイヤ大丈夫さ!
心配いらないよ。
きっとこれを見るよ。
だって
こうしてちゃんと
生まれ変わって来てくれたもの。
だから
もう . . . 本文を読む
スーパーで見つけました。
「里親さん募集」の張り紙です。
でも、
たくとはなは見たことがあるのです。
ホラ、覚えていますか?
たくとはなの最初のお仕事の猫ちゃんたちです。
みどり猫のふーちゃんと
茶色猫のダイゴちゃんです。
そのふたりに似ています。
白猫の頭にはみどりの色が
グレー猫には鼻がちょ . . . 本文を読む