ケアワーカーの役割とは?

介助や援助だけが介護職の仕事じゃない!

介護を行う際に気をつけたい言葉遣い

2024-12-13 09:36:15 | 日記

高齢者の介護を行うときの言葉遣いは、高齢者の気持ちに大きな影響を与えます。丁寧な言葉遣いはもちろんですが、ただ丁寧なだけでは事務的で冷たい印象を与えてしまうこともあるため、親しみやすさも意識することが大切です。たとえば、「〇〇さんは今日はお元気ですか?」と尋ねるよりも、「〇〇さん、今日はお顔色が良いですね」と声をかけた方が、より温かみを感じられます。

また、「食事の時間です」と伝えるよりも、「〇〇さん、美味しいご飯ができましたよ。一緒に食べましょう」と誘いかけるように伝えると、高齢者も食事を楽しい時間として捉えやすくなります。このような言葉遣いは、高齢者との信頼関係を築き、安心感を与える上で非常に重要です。

ただし、親しみやすさと馴れ馴れしさは違うので要注意です。親しみやすさは、相手への敬意を払いながら、温かい雰囲気で接することです。一方、馴れ馴れしさは、相手との適切な距離感を保てず失礼な言葉遣いや態度をとってしまうことです。例えば、高齢者を「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ぶのは親しみを込めた表現として受け取られる場合もありますが、初対面や関係性が浅い場合は失礼に当たる可能性があります。そのため、名前で呼ぶか「〇〇さん」と敬称をつけて呼ぶのが適切です。

タメ口を使ったり、プライベートな領域に踏み込んだ質問をしたりするのも、馴れ馴れしい印象を与えてしまいます。高齢者と接する際は、言葉遣いだけでなく、表情や態度にも気を配り、常に敬意と配慮を忘れないようにすることが大切です。


高齢者を安心させる介護職の仕事

2021-04-28 02:57:31 | 高齢者

介護職は、高齢者の尊厳ある生活のために非常に大きな役割を果たす仕事であり、高齢化が進む日本では、ますます需要が高まっていくといえます。そのような介護職には、様々な仕事内容があります。介護職というと、一人で満足に動くことができない高齢者のおむつを替えたり、食事を与えたり、といった仕事を想像する人が多いです。

そのような印象も確かに合ってはいますが、それだけが介護職の仕事ではないのです。介護職の仕事内容は、代表ともいえる身体介助や介護も仕事のひとつですが、そのほかにも施設を利用する高齢者が楽しく過ごすことができるようにレクリエーションを考えて実行すること、高齢者の自立に向けたリハビリの補助も仕事内容のひとつです。

これら介護の仕事は、高齢者が安心して施設で過ごし、介護職との間で信頼関係がなければうまくいきません。そのため、介護職にとっては、高齢者を安心させるためのコミュニケーションも、重要な仕事のひとつといえるでしょう。介護を受ける高齢者は、他人に世話をされることに不安を覚えるとともに、ストレスも抱えています。それらの感情をできるだけやわらげて、安心して過ごしてもらうことは非常に重要です。施設で安心感を感じてもらうために、コミュニケーションの方法にも指標があるほどです。介護を受ける高齢者と接する時には、否定の言葉は避け、落ちつた声で、共感を示す姿勢でコミュニケーションをとります。介護職としてしっかりと役割を果たしたいのなら、【する人もされる人も安心できる介護へ】のようなサイトを読んでおくことも大切かもしれません。