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幕張メッセ 『宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦』

先週土曜日から開催の、幕張メッセで行われている
『宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦』
に昨日(2014/07/26)行ってきました。
やっと記事がまとまったので、UPします。

宇宙モノで、しかも、夏休み期間ということで大混雑を予想。
幕張メッセには、開場間もない時間(と思っていた)の
10:00頃に到着しました。
(でも、開場って、9:30だったんですね。)

海浜幕張駅から会場に向かう人の群れはあるものの、
入口に到着してみると、行列対策のためのスペースや、
行列を形成するためのテープなどの設備は整っていますが、
行列の欠片もなし。
ちょっと拍子抜けです。

入口から中へ。

ロゴが、雄々しくお迎えです。

早速中に入ろうとすると、
「いま、前の方の順番なのでお待ちください」
みたいなことを言われて、係員に静止されました。
「何の順番?」とか思いながら、若干待って、中へ。
2011年7月8日のSTS-135、スペースシャトル・アトランティスによる、
スペースシャトル計画最後のフライトの映像が待っていました。
時間にして、30秒ちょっと。
でもこれって、「お待ちください」とか言って、
待たせるほどのものか?
別に素通りしたければ、通せば良いのにと思いました。

そのSTS-135打ち上げ映像の先には、こんな雰囲気の通路。

ここが狭いから、客のフロー制御しているのかな?
でもまぁ、何となく、雰囲気は盛り上がります。

盛り上がった通路の後は、ヒストリーゾーン(?)。

ジュール・ヴェルヌの小説にでも出そうな雰囲気の展示スペース。
ますます、雰囲気は盛り上がりますね。

で、この前に行くと、まずは米ソ宇宙開発の歴史。
スプートニクのレプリカです。

狭い通路の左右をアメリカ・旧ソ連に分けて、
宇宙開発の歴史などの展示があります。

人類で初めて宇宙に飛び出したユーリイ・ガガーリンは当然のこととして、
アメリカ側の宇宙飛行士としては、アラン・シェパードがフィーチャー
されていましたね。
アメリカ人で初めて宇宙に言ったのがアラン・シェパードだからかな?

これは、ライス大学でアメリカの宇宙計画について演説するJFK。

ちなみに、テレビはゼニス。

アメリカのロケットのラインアップ。

サターンが大きすぎるので、変な角度になってしまいました。
一番手前は、V2。一番奥はスペースシャトル。
なんでV2が並んでいるかというと、それは、だってアメリカの宇宙開発は、
フォン・ブラウンを抜いては語れないですからねぇ。
そして、フォン・ブラウンと言えば、V2も避けられません。

これは、サターンⅤの1/10模型。

1/10でも大きすぎ。全然全体が写りません。
これは、第一段です。

そしてこれが、第二段。

あんまり何も考えずに撮ったので、端が見きれてしまいました。

最後に第三段。


司令船が分離されたところ。

第三段ロケットには、まだ、月着陸船が残っています。

宇宙服類の変遷も展示。
これは、アメリカ空軍の高高度用与圧服とヘルメット。

全然、宇宙服という感じではないですね。

マーキュリー計画の宇宙服。

我々が馴染みの宇宙服よりも、だいぶ、薄い感じですね。

ジェミニ計画の宇宙服。

だいぶ宇宙服のイメージに近くなってきました。

これは、アポロ16号の時に使用されたジョン・ヤング宇宙飛行士の船内服。

ジェミニ計画までは、宇宙服は一度着るとそのままでしたが、
アポロの時は、必要に応じて、脱ぎ着出来たと言うことですね。

そしてこれが、アポロ計画の時の宇宙服。

イメージ通りの宇宙服ですね。

面白いのがこれ。

スカイラブ計画の時の宇宙服修理キット。
一体どうやって直すのか?

さて、アポロといえば月ですが、こちらは旧ソ連の月面探査車。

2つ見えるレンズ(?)が、目のように見えます。
映画のウォーリー(WALL・E)見たいな顔ですね。
旧ソ連では、人の月面着陸は実現していないので、
これは無人探査車と言うことになります。

そしてこちらが、アポロの月面探査車。

こんな間近で見るのは初めて。
月面には、アメリカしか到着していないのに、
わざわざフェンダーに星条旗が書いてありますね。

これは、アポロの月着陸船。もちろんレプリカ。

「アポロ13にそっくり!」とか思ってはいけません。
逆です。アポロ13がそっくりに作ったんです。

さて、月着陸船も、すんなりとあの形状になった訳ではなさそうです。





プロトタイプA~Cあたりまでは、下手なB級SF映画チックですね。
プロトタイプEで、だいぶ、本物のイメージに近くなってきます。

マーキュリー宇宙船(レプリカ)です。

中は、結構狭いです。

反対側からは、こんな感じ。


その隣には、ジェミニ宇宙船(レプリカ)。

ジェミニ計画では、二人乗りになっています。

反対側からは、こんな感じ。


マーキュリー計画・ジェミニ計画と来たら、次は、アポロ計画。
アポロが地球に帰還した時のパラシュートが展示されています。
大きいので、遠くから撮影。

まるで囲った辺りに、焦げがあります。
実物ということですね。

接近します。
司令船(レプリカ)です。

耐熱加工がされていない状態のもののようです。
金属光沢のある司令船というのも、なんか珍しいですね。

3人乗り

中は狭いです。

計画的には、アポロ計画の後にスカイラブ計画。

そして、そのスカイラブ計画のあとが、
スペースシャトル計画ですね。

アトランティスの頭を模したものがあります。

上に上がることが出来ます。
中には、コクピットが再現。

映画などで、見るイメージですね。

NASAの展示は、ここまで。
ここから先は、JAXAの展示。

スペースシャトルのすぐ近くには、はやぶさが展示されていました。

近いし、角度も平面なので、全体像を撮るのに一苦労。

こちらは、JAXAのロケットラインアップ。

一番手前の、M-Ⅴ(手前の小さいもの)から、
最新最大のH-ⅡB(奥の一番大きいもの)まで展示されています。
M-Ⅴは、光の中に隠れてしまって、見えにくいかも。
昨年一斉を風靡したイプシロンは、無いですね。
JAXAのHPを見ると、イプシロンは打ち上げに成功したものの、
まだ研究・開発中のものであって、運用中のものではないらしいです。
だから、展示されていないのかも。
でも、グッズショップには、イプシロンのぬいぐるみもあるんで、
どうかなぁとは思いますが?

ここから日本のロケット開発は始まりました。

ペンシルロケット(シリーズ)です。
手前の横たわっているのは、二段式ペンシルロケット。
初代のペンシルロケットは、奥の真ん中に立っているものです。

国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」の模型も展示されています。

これも大きいので、全体は中々撮れません。

中は、筑波宇宙センターに有るものよりは、簡略化されていますね。
中で、若田宇宙飛行士が交信している様子は流されていましたが、
リアルを求めるには、ちょっと期待はずれ。

その期待はずれ感を癒やすためにか(?)、
野口宇宙飛行士と

古河宇宙飛行士のサインがありました。


その他、順不同です。

これは、再使用ロケットの研究モデル。

この立った形態で、発射・着陸すると言うもの。
カウルを被った状態でのカットモデルもありましたが、
こちらはケルトン状態での展示物。
面白いのが、そのカットモデルには、
「これは新しいタイプのロケットです」
※ノーズフェアリングではありません。

と表示してあったところ。
間違う人が多いんでしょうね。
それにしても、そこまでムキになるか(笑)?

ESAのアリアンも展示。

模型ではありますが、アリアンは、初めて見たかな?
ペイロード部分が、カットされたモデルです。
左右のブースターには、ESA参加各国の国旗がマークされています。

これは、火星探査機「のぞみ」(PLANET-B)です。

スイングバイに3回成功するなどの成果を上げましたが、
飛行途中に故障し、火星周回軌道投入は断念されました。
ただ、この時に培ったスイングバイ技術などが、
後の、はやぶさに活きるんですよね。

これは、小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」。

帆を広げて、太陽光を浴びることで、
燃料を消費すること無く、宇宙空間を飛行するというもの。
小さく見えますが、実際の帆はこんな感じで、大きいです。

これは、実物の、1/4だと思います。

国際宇宙ステーションISS。

これも、近くからだとよくわからないですね。

こちらは、マーズ・サイエンス・ラボラトリーのキュリオシティ。

「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」と言うのが、
NASAの火星探査ミッションで用いる宇宙船名らしいです。

NASAの商業軌道輸送サービスプログラムに参加して
開発が進められているドリームチェイサー。

ぱっと見、スペースシャトルっぽいところもありますね。
色とか、特に。
ちなみに、商業軌道輸送サービスプログラム参加プロジェクトの中に、
有名な、スペースXもあります。

これは、スペースコンプレックスの展示。

宇宙での長期滞在を目的に、研究開発が進められているプロジェクト。
6名/1ユニット位のユニットを、複数接続することで、
ホテル・娯楽施設、研究施設などに利用しようとするものだそうです。

最後に。
これは、ちょっと毛色の変わったもの。
「レッドブル・ストラトス」と言うプロジェクトで、
成層圏からの自由降下を行うというもの。
実際の効果は、2012年10月14日に行われ、成功しています。

これは、成層圏に上がるまで乗って行った飛行船。

裏側にしっかりと、スポンサーのレッドブルの名前が入っています。

中は、狭そうです。

ちなみに、ロケットではなく、気球です。
この上に、風船が付いていることになります。

これは、実際にスカイダイブを行ったフェリックス・バウムガートナーが
着用していたスーツ。

高度39014mですからねぇ。ほとんど、宇宙みたいなものでは?
途中で、マッハ1.2に達しているそうです。
こんなスーツを着ていますが、生身の人間がマッハを超えるとはね。
このスーツにも、きちんとレッドブルの文字入り。

レッドブルのHPに、もっと色んな記事が載っています。
RED BULL STRATOS

2時間以上居ましたが、まだまだ居ても良かったかな(笑)。
出たのは、昼過ぎの頃ですが、それでも行列などは欠片もなし。
大人の入場料が高過ぎるという話もありますが、この展示会、大丈夫か?








名称宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦
http://www.space-expo2014.jp/
会期2014年7月19日(土)~9月23日(火・祝)
会場幕張メッセ 国際展示場10・11ホール
当日観覧料一般2500円、大学生・高校生1500円、中学生・小学生900円
その他、小中学生と一般のセット券などあり
開場時間9:30 ~ 17:00 ※入場は閉場の30分前まで
休場日期間中無休
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