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ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム「次世代へのメッセージ」知の創造が世界を変える

ラグビーワールドカップで、
日本対アイルランド戦があるのの土曜日。
東京大学安田講堂で行われる
“ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム”に参戦してきました。

このフォーラムは、事前申し込み制。
申し込んだ当選者には、こんなハガキがやってきます。


開場は13:00の予定だったんですが、
15分くらい前に行くと、なんとなく入場が開始。
なんだかなぁ(笑)

で、これが、かの!安田講堂

こんな感じなんですねぇ。
意外に、小さいです。

さて、会場内の座席には、“XX高校”と言う表示があります。
そうだよねぇ。
「次世代へのメッセージ」と言うお題目なんだから、
もはや引退の方が近いと言う世代、
あるいは、既に引退している世代に話をしても意味無いよね(苦笑)
と言う事で、高校生も参加するフォーラムの様です。
当然、高校生の席は前の方、
話を聞いても意味がない世代は後ろの方と言う配置でした。

13:30になって、フォーラム開始。
主催者の話によれば、1988年から行われているフォーラムだとか。
実は私は、今回初めて聞いたんですけどね。

フォーラム式次第は、こんな感じ。

まずは、名古屋大学の天野先生からの講演です。
天野先生は、まだ還暦にもなっていなくて、
まだまだ現役の先生なのですが、
やっぱりノーベル賞を受賞すると考え方が変わるんですかね?
半導体技術を用いて、ゼロエミッションを目指そうと言うのが、
いまの研究の様でした。
そう言う考え方もあるんですね。

講演では、ノーベル賞を受賞した時のエピソードも話されていて、
天野先生の恩師の赤崎先生は、(受賞の)10年くらい前から、
ずーっと候補だと言われていて、記者なんかが大学に待機していたらしく、
その際、記者から「なにか面白いコメントをお願いします」と言わるのが、
弟子だった天野先生だったそうです。
最初の数年は、いろいろと考えていたそうなんですが、
それが10年もたつと、だんだんと疲れてきたので、
大学にも、研究室にもだまって、ノーベル賞発表の日は、
海外(フランスの共同研究先)に“旅行”に行ってしまったのだそうです。
途中、飛行機の中継地でメールを見てみると「おめでとう」と言う
メールが、たくさん入っていて「あ、これがスパムメールか!」と、
天野先生は思って、ガクガクブルブルだったそうです(笑)

二人目の講演は、江崎玲於奈先生。
エサキダイオードで有名な人ですね。
いまは、横浜薬科大学の学長だそうです。
ご高齢で、94歳。
それでも、自分の足で立って、きちんと講演するところが凄い。
最初、PCの不具合で、中々画面が映し出されませんでしたが、
あれは、何だったんですかね?

江崎先生は、やっぱり天野先生ほど流暢に講演と言う訳にも行かず、
しかも、最初微妙に時間をロスしてしまったので、
10分ほど時間をオーバーして講演を終了。
いや、ぶっちゃけ、あのまま話し続けたら、誰が制止するんだろ?
と思っていたので、無事終わって良かったです(苦笑)

15分の休憩を挟んで、パネルディスカッション。
と言うか、実質的には、モデレーターからのインタビューですね。

そして今回は、事前に休憩時間に、質問用紙を書いて係員に渡す
と言う形式で、質問コーナーがありました。
あてられたのは、高校生ばかりでしたけどね(当たり前)

一つあったのが、スウェーデンの高校生グレタさんによる
環境デモに関しての、天野先生への質問。
「どう考えますか?」見たいな質問でしたが、
いやぁ、中々難しい質問。
大人にそんなことを聞いてはいけません。
でも、天野先生はうまく答えられていて、
感情的に環境問題を語る人も居るけど、
(自分の様な)工学者・研究者は
冷静にいまの地球環境問題を事実ベースで見定め、
どうすべきかを考えるみたいなことを言っていました。

いや、なかなか面白かったです。
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