午後は、東京国立博物館に行って、“博物館でお花見を”。
主に、“博物館でお花見を”マークの付いたものを中心に、
春っぽいもの、興味を持ったものの写真を撮って来たので、
UPしてみます。
順不同です。
“博物館でお花見を”企画は無印、
それ以外には※を付けます。
狩野長信《国宝 花下遊楽図屏風》(右隻)

狩野長信《国宝 花下遊楽図屏風》(左隻)

関東大震災で、右隻の中央部分が焼失したそうです。
残った写真によれば、宴の主人の二人の婦人が描かれていたそうです。
※ 作者不詳《紅白梅図屏風》(右隻)

※ 作者不詳《紅白梅図屏風》(左隻)

《枝垂桜蒔絵棗》

《枝垂桜漆絵膳》

船田一琴《瓢形酒入》

これは、この“博物館でお花見を”企画の定番ですね。
仁阿弥道八《色絵桜楓文木瓜形鉢》

※ 山田抱玉《紅白梅図屏風》

梅の季節は終わってしまいましたが、梅は春の訪れですもんね。
※ 尾形乾山《桜に春草図》

桜を描いた掛け軸なんですが、
なぜか“博物館でお花見を”企画には含まれず。
※ 田中抱二《梅鴛鴦・若松春草図》

これも、梅とか、若草とかなので、春っぽいかなと。
※ 土方稲嶺《寿老・牡丹に猫・芙蓉に猫図》

まぁ、おめでたいと言う事ですかね。
※ 《檜扇》

これも、桜を描いているのに、
“博物館でお花見を”企画には含まれず。
桜があるからと言って、自動的に“博物館でお花見を”企画に
含まれるわけでは無いのですね。
浮世絵も、春バージョン。
※ 歌川広重《桃花に小禽》

※ 歌川広重《桃花に燕》

※ 歌川広重《桃林に牛》

※ 歌川広重《桃花に尾長鳥》

※ 鳥文斎栄之《風流五節句・雛祭》

※ 鳥居清長《子寶五節遊・雛祭》

※ 鈴木春信《桃の枝折る若衆》

※ 喜多川歌麿《雛祭り》

浮世絵は以上。
※ 川又常行《桜下婦女図》(部分)

掛け軸の絵柄の部分。
これも桜を描いているんですけどね。
小袖(紅綸子地八重桜土筆蒲公英燕模様)

これは、“博物館でお花見を”企画の展示品!
桜と、タンポポって、春ですよね。
アップにすると、こんな感じ。

《不動明王立像》

これは、桜の木を彫ったと言う事らしいです。
銘 西垣勘平作《流水に桜透鍔》

刀の鍔で“博物館でお花見を”企画は、これだけですが、
この鍔以外にも、春っぽいものがありました。
※ 無銘 遠山よさんひやうへ・源頼次作《桜樹に野馬図鍔》

※ 銘 なつを(花押) 鍛清人《月に桜花図鍔》

※ 無銘 古正阿弥《梅花短冊透鍔》

これはちょっとオシャレですね。
※ 仁清《色絵月梅図茶壺》

これは、初詣企画の時もあった気が?
※ 河鍋暁斎《龍頭観音像》

先日、河鍋暁斎の展覧会に行ったので、
ちょっと興味を引かれました。
飯島光峨《花下躍鯉》(部分)

掛け軸ですが、画のところのみ。
こんな風に、鯉は跳ねるんですかね?
木島桜谷《朧月桜花》

掛け軸ですが、画のところのみ。
朧月と言う事もあるんですが、なんか儚いですね。
※ 今村紫紅《風神雷神》

掛け軸ですが、画のところのみ。
これは、春にあんまり関係ないかもしれませんが、
掛け軸の風神雷神は珍しく感じたので。
しかも!、雷神がだいぶコミカル。
明治44年の作品だそうですが、
その時代でこんな漫画チックな掛け軸ですか。
竹内栖鳳《平安神宮・丸山公園》(右隻・平安神宮)

竹内栖鳳《平安神宮・丸山公園》(左隻・丸山公園)

建物が描かれている方が平安神宮だと思ったんですが、
平安神宮は右隻だそうです。
赤坂離宮(現迎賓館)の花鳥の間(大食堂)の壁面の
七宝焼の花鳥図の下絵がありました。
※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(百舌に山茶花・榛の木)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(小鴨に葦)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(淡紅鸚哥に科木)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(鶉に蓼・野菊・釣鐘人参)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(真鴨に葦)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(鷦鷯に紫陽花)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(赤啄木鳥に檜)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(行々子に葦)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(小鷺)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(雉に蕨)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(駒鳥に藤)》

※ 渡辺省亭《赤坂離宮花鳥図画帖(黒鶫に木瓜・山桜)》

今年も当然スタンプラリーに参加してみました。
戦利品はこちら。

2017年、オリジナルバージョン。
なんか、例年にも増して、外国人観光客が多かった気がしますね。
これが、常態化するんでしょうかね?