瞳の奥の宇宙。

数ある小説の一つとして、読んでもらえたら救われます。

2024/02/24

2024-02-24 12:35:53 | 小説家
バス乗り場で鉢合わせてから、ちょうど1ヶ月後に、また同じ場所で彼と鉢合わせることになってしまいました。

仕事の都合上、仕方がないのでしょう。

その日は、道が工事中ということもあり、工事車両の陰に隠れ、彼から見えないようにバスを待っていました。

しばらくすると、聞いたこともないくらいの大きなクラクションの音がしました。

事故でもあったのかと思いました。

それくらいの音でしたから、娘も『びっくりした!』と驚いていました。

周りに居合わせた工事現場の人たちや、近所の住民の人たちも一斉にクラクションを鳴らした車の方を見ました。

私もそちらを見てみると、なんと彼がクラクションを鳴らしていたのだということに気がつきました。

なにかあって、鳴らしたのだろうとおもったのですが、しばらくして『気づけ』というテレパシーでしょうか、文字が頭の中に降りてきました。

もしかしたら、彼が気がついていて、クラクションを鳴らしたのかもしれないと思いましたが、そこまでするだろうかと思い、気のせいだと思うことにして、娘をその後に来た幼稚園バスにいつも通り乗せました。

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問題はその次の日におきました。

クラクションを鳴らされた次の日に、私は苦しい時に瞑想をしに行く川があるのですが、そこでまた彼と正面から顔を合わせる羽目になってしまったのです。

その日は、子供を送り出してからも家事が手につかないほど息苦しくて、とりあえず川へいって癒やされてこようと思いたち、そこへ向かいました。

癒やされたくて行ったはずなのに、彼に会ってしまったことで、どーしてこんなところでまであってしまうのかと怒りが湧いてきてしまいました。

彼が悪いわけではないのは百も承知ですが、そんなところを見られたくなかったこともあって、怒りが湧いたのかもしれません。

しかし、あからさまに逃げ出すわけにもいかず、川辺を歩いていたのですが、足がすくんで立っているのがやっとでした。

それでも、おかしく思われないように、座り込むわけにもいきませんでした。

しばらくすると、彼の出す作業の音が耳に入ってしまい、もうだめだと車に戻り、慌てて自宅に戻りました。

聴覚過敏があるため、少しの音でも耳に入ってしまうのです。

自宅に逃げるように戻った後、やはり頭の中に文字が降りてきました。

それはとても小さなエネルギーで『好きだ』と送られてきました。

もともとエンパス体質で、人や動物の感情が文字で頭の中に降りてくることがあったのですが、強い感情は大きなエネルギーをもつ持つ文字で、小さな感情はそれなりのエネルギーで降りてくるのです。

彼から送られたエネルギーは、消えてしまいそうなくらい、聞き逃してしまいそうなくらい、小さいエネルギーで送られてきました。

前日の『気づけ』のエネルギーは大きく太い文字だったので、その落差は大きなものでした。

2つの感情がなぜ彼から送られてきたのか、なぜこんなにも彼とシンクロが起きてしまうのか、不思議でたまらなくなりました。

そして、私は初めてシンクロニシティについて調べてみることにしました。

そこで、初めて知ったのがツインレイという存在についての概念でした。


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