瞳の奥の宇宙。

数ある小説の一つとして、読んでもらえたら救われます。

2024/02/25

2024-02-25 13:43:57 | 小説家
本当のところ、相手がツインレイかどうかなんて、別にどうでもいいのです。

ただ起こり続ける不思議な現象さえなければ、彼のことなど気にもとめていなかったはずなのです。

異常なシンクロ
テレパシー
透視
娘による自動書記やテレパシー受信
体重の不自然な減少
常に気配を感じる
涙が止まらなくなる
頭から離れなくなる
テレパシーとは別の高次の存在と思われるものからのチャネリング
なにかに導かれる感覚


とにかく不思議なことばかり起きる。

だから、私はツインレイにこだわってしまったのです。

起きる現象がなければ、平和に幸せに何事もなく暮らしていたのですから。

2024/02/24

2024-02-24 16:18:47 | 小説家
彼との始まりは、11年前、もう12年前になるのでしょうか。

本当はもっと前からの同期でしたが、ちゃんと向き合ったことはありませんでした。

同期として、お互いに認識しているといったレベルの関係でしかありませんでした。

そう思うと、本当に彼と向き合ったのはそれくらいになります。

当時、私達は30歳になっていました。
お互いに既に結婚をして、子供がいました。

大学を出て、地元に戻って結婚していた私と、高校を出て、仕事で地元を離れていた彼と、偶然会う機会がありました。

彼は離婚して、地元に戻っていたということを、その時に知りました。


2024/02/24

2024-02-24 15:29:24 | 小説家
調べれば調べるほどに、ツインレイという概念に、私たちの関係性が当てはまりすぎて、恐ろしくなりました。

いままで、彼との間に起きてきた不思議なことを、ただの偶然で片付けてきたけれど、どうやら偶然ではなかったのだと気がついたからです。

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その後、調べていくうちに寝込むほどに、混乱しきってしまいました。

すると、娘が一枚の紙を持ってきました。

そこには『ごめん』と書かれていました。

すぐに彼から送られたテレパシーだとわかり、涙が止まらなくなってしまいました。

娘は自動書記のようなことをするくらいは簡単なようで、前世の記憶や胎内記憶、宇宙記憶をもち、今も宇宙存在との交信を定期的にしているのです。

それでも、文字がかけるようになったばかりの彼女が、わざわざごめんと、文字で書いて私に伝えてくるはずがないのです。

どうしてなんでしょう、彼からだと私もわかってしまうのです。

文字が発するエネルギーや波動が彼からのものだと伝えてくるから、としか言いようがないのです。

そして、その後にも『やめる』と娘が書いて持ってきたこともありました。

やめられるものなら、やめたいと私も思いました。

でも、これはどうやらやめたいからやめられる類のものではないらしいことがわかってきました。

2024/02/24

2024-02-24 12:35:53 | 小説家
バス乗り場で鉢合わせてから、ちょうど1ヶ月後に、また同じ場所で彼と鉢合わせることになってしまいました。

仕事の都合上、仕方がないのでしょう。

その日は、道が工事中ということもあり、工事車両の陰に隠れ、彼から見えないようにバスを待っていました。

しばらくすると、聞いたこともないくらいの大きなクラクションの音がしました。

事故でもあったのかと思いました。

それくらいの音でしたから、娘も『びっくりした!』と驚いていました。

周りに居合わせた工事現場の人たちや、近所の住民の人たちも一斉にクラクションを鳴らした車の方を見ました。

私もそちらを見てみると、なんと彼がクラクションを鳴らしていたのだということに気がつきました。

なにかあって、鳴らしたのだろうとおもったのですが、しばらくして『気づけ』というテレパシーでしょうか、文字が頭の中に降りてきました。

もしかしたら、彼が気がついていて、クラクションを鳴らしたのかもしれないと思いましたが、そこまでするだろうかと思い、気のせいだと思うことにして、娘をその後に来た幼稚園バスにいつも通り乗せました。

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問題はその次の日におきました。

クラクションを鳴らされた次の日に、私は苦しい時に瞑想をしに行く川があるのですが、そこでまた彼と正面から顔を合わせる羽目になってしまったのです。

その日は、子供を送り出してからも家事が手につかないほど息苦しくて、とりあえず川へいって癒やされてこようと思いたち、そこへ向かいました。

癒やされたくて行ったはずなのに、彼に会ってしまったことで、どーしてこんなところでまであってしまうのかと怒りが湧いてきてしまいました。

彼が悪いわけではないのは百も承知ですが、そんなところを見られたくなかったこともあって、怒りが湧いたのかもしれません。

しかし、あからさまに逃げ出すわけにもいかず、川辺を歩いていたのですが、足がすくんで立っているのがやっとでした。

それでも、おかしく思われないように、座り込むわけにもいきませんでした。

しばらくすると、彼の出す作業の音が耳に入ってしまい、もうだめだと車に戻り、慌てて自宅に戻りました。

聴覚過敏があるため、少しの音でも耳に入ってしまうのです。

自宅に逃げるように戻った後、やはり頭の中に文字が降りてきました。

それはとても小さなエネルギーで『好きだ』と送られてきました。

もともとエンパス体質で、人や動物の感情が文字で頭の中に降りてくることがあったのですが、強い感情は大きなエネルギーをもつ持つ文字で、小さな感情はそれなりのエネルギーで降りてくるのです。

彼から送られたエネルギーは、消えてしまいそうなくらい、聞き逃してしまいそうなくらい、小さいエネルギーで送られてきました。

前日の『気づけ』のエネルギーは大きく太い文字だったので、その落差は大きなものでした。

2つの感情がなぜ彼から送られてきたのか、なぜこんなにも彼とシンクロが起きてしまうのか、不思議でたまらなくなりました。

そして、私は初めてシンクロニシティについて調べてみることにしました。

そこで、初めて知ったのがツインレイという存在についての概念でした。

2024/02/23

2024-02-23 22:53:31 | 小説家
1年前のちょうど今頃、11年の時を経て、また彼とこんなふうにシンクロが多発することになるとは夢にも思いませんでした。

子供を送るためにバス停でバスを待っていると、道を挟んだ先に、ちょうど彼が仕事のために訪れたようで、タイミング悪く鉢合わせてしまいました。

あまりのタイミングの悪さに、居心地の悪さを感じましたが、ぐっと堪えて笑顔で子供を見送りました。

そして、こちらに気がついている彼にも笑顔で手を振り、逃げるように自宅に戻りました。

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彼は11年前から、私の瞳をじっと見つめる人でした。

いつもその視線を感じていました。

彼とはいわゆる同期で、異性だと感じて接したことのないくらい、中性的で話しやすい人でした。

私自身、唯一と言っていいほどに同期の中では信頼していた存在でした。

だから、彼にじっと見つめられることは、特別な違和感もなく、嫌な気持ちがすることもありませんでした。

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だから、11年経って、こんな不自然な関係になってしまったことが、ただ残念で悲しかったというのはありました。

それでも、彼は相変わらず落ち着いた優しい瞳で、私のことをじっと見つめて、手を振りかえしてくれました。