山形花笠祭り、仙台七夕を観に来ると言うので
初めて、我が家にも来ていただいた。
その日まで、義母とは
なかなかめんどくさい紆余曲折があり
結局、娘のマンションまで迎えに行って
そのまま食事に行き
郊外の我が家に来ていただくまでの間
義母は一人で留守番をすることになってしまった。
最初は私も、
連れていくつもりで段取りしていたのだが…
動くのにいちいち時間がかかるうえ
介助が必要で
お客様に気を遣わせるのも悪い、との判断で
夫と相談の上、決めた。
朝、11時ごろ隣の市の娘のマンションへ。
すでに到着していたご両親と団欒。
頃合いを見て、車で20分ほどの
「はらこ飯発祥の地」へ移動。
残念ながらはらこ飯は9月から。
それでも、美味しい海鮮丼を食べて
高速で仙台へ戻り、駅前あたりを案内して
我が家へ。
14時過ぎに戻る、と義母に伝えていたが
その頃に私の携帯に電話。
「今どこ?雨降ってきたんだけど。」
家のすぐそこ、までは降っていなかった。
あと少しというところでポタポタ降り出して
車を降りる時には結構な雨だった。
急いで家中の窓を点検すると、
開けっぱなしだった一階の窓は全部
義母が閉めてくれていて助かった。
家で2時間ほど談笑し、仙台空港へ送る。
この時も、義母は留守番。
(そもそも送っていくだけなので当たり前と思うが
夫が金曜の夜に仙台駅に帰ってくる毎週、
私も行くから、と車に乗って行く。
手を引かれ、階段をやっと降り
寒いからとバスタオルをかぶって、ヨタヨタと。
…そんなに寂しいの、といつも思うし
夫は後部座席の義母を見るなり
やれやれ、という表情で不機嫌になる)
そういえば帰宅時間を教えて来なかった、
と思ったけれど
飛行機の時刻を知らせたし
空港までの往復にどのくらいかかるのか
わかっているだろう。
空港の帰り、娘たちをマンションに送って
帰途に着くと
また義母から電話。
「どこなの〜?雨降ってきたんだけど。」
さっき見たら、和室は
おばあちゃんが閉めてくれてたみたいなので、
大丈夫ですよ、と言うと
「あら?閉めた?(と言いつつ)
んでも、あれでいいのか心配だったから。」
ゆりが丘、と伝えると
「んじゃ、間もなくね。
今日は疲れた疲れた!」
…声が怒ってる。
少し横になって休んでてください、と
つい私も強めの口調になり、
急に電話が切れた。
夕飯、何か買ってく?と夫が気遣ったくれたが
私は義母の機嫌が気になって一刻も早く帰りたく
戻ると、急いで有り合わせのもので夕飯を作った。
有り合わせのもの、とは言え
青椒肉絲と肉じゃがと卵スープ。
私にしては手の込んだメニュー。
少し時間がかかってしまった。
義母は、おかずに一切手をつけず
生野菜の盛り合わせと漬物、
ご飯と味噌汁を食べた。
なにあれ、と夫が労ってくれたが
気にしない、ほど私も大人じゃないので
まあいいわ、と無口になって
義母に対しては必要最小限の返事だけをした。
洗いカゴに、私がそのままにして出かけて行った
7人分のカップと取り皿が綺麗に洗ってあった。
今日は疲れた疲れた、って、このことなのか?
…ところで、雨なんて、
降った形跡ないじゃん。
私の方が疲れたわ!
義母の態度でさらにドッと疲れた。
翌朝もおかずに手をつけず
枝豆ととうもろこしを食べていた。
そういえば、肉じゃがはともかく
青椒肉絲はあまり好きじゃなかった気もする…
今夜はアヒージョか?と夫と笑った。
義母はアヒージョが嫌いみたいだ。
…この後、しばらく冷戦は続くことになる。
夫は私の愚痴を聞き、味方をしてくれつつも
「こう、なるよねー。」と困った様子を見せた。
いけないいけない、彼にそんな思いをさせては。
気持ちを切り替えて、私が乗り越えなくちゃ。
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