普段絶対に会えない場所で、
偶然知り合いと出会い、言葉を交わす。
そこでもらったヒントが、彼女の迷いを吹っ切る。
「ここで会えたのも、運命がそうなっていたから!」
そんな風に思えるタイプの人間じゃない私は、
あまりに素直でまっさらな
彼女の気質に驚かされる。
ついさっき、お昼を食べながら
同じ相談を受けた私が
背中を押しきれなかった、その数時間後に
スピリチュアルなその人と街中で再会した彼女は
求めていた言葉をシャワーのように浴び
あっという間に心を決めた。
・・・私じゃダメなのよ。
何も良いこと言えないばかりか
ほとんどの場合、思いとどまる決断を勧めることになる。
石橋を叩いて渡る性格。
成功した自分の姿をイメージ出来ない。
イメージ出来ないことは、叶わないんだってね。
自分が東大に行けるとは思えないけど
吹奏楽部を全国大会に連れて行く姿は思い描ける、と
某有名高校の先生がテレビで言ってた。
(・・・それを見ながら、すごいなあって思った十数年前。
私は、娘の吹部のオッカケをしていた)
なるほど~
仙台で出会った、前向きな皆様方に
「成功のイメージを!!」と、どんだけ言われたか。
・・・それが成功する鍵なんだって。
私はきっとこれからも地道に生きて行く。
勝負もかけないから大成もしないけど
ささやかな、おだやかな、
ほんわかとした、今の暮らしが好き。
ほんとうに・・・
何も望むものはないなあって
この頃よく思う。
偶然、街で出会って良かったね。
会うべき人とは逢うように出来てる、と
その人は言った。
私がその場所に居合わせたのもまた、
偶然で必然。
ラッキーなことだったと信じよう。