アコ次郎です。
はなじろうが義妹から借りてきてくれた
森見登美彦の作品。
以前読んだ「太陽の塔」で、僕の中の何じゃこれは
と気になる作家に急浮上して、以前から興味津々
だった本作。
京都の木屋町でのある宴における「彼女」が見せた仕草
から始まった主人公の「私」(もちろん、「わたくし」)の
痛々しいまでの妄想全開の儚い恋愛模様を読み進みつつ、
作中の妙に芝居掛かったような、だけども実際に実体験
してみたいような世界観を「私」「彼女」の視点から共有
していくにつれて、どんどんストーリーに引き込まれて
しまう。
「私」の笑えるまでに不器用な、だけども「彼女」への
純粋な想いがお腹いっぱいになってくるに連れて、なんだか
全身が夢図痒いような、掻いてはいけない瘡蓋をついつい
掻き毟りたくなるような、曰く言い難い感覚が自分の中に
湧き上がってくるような。
「私」の悪戦苦闘、悶絶の数々が何だか他人事のように思えず、
自分の記憶の片隅に硬く封をしてしまいこんであった思い出の
ようなものが思い出されたり。
うまく伝えることはできないけれど、こんな感じんだな~、感想は。
はなじろうが義妹から借りてきてくれた
森見登美彦の作品。
以前読んだ「太陽の塔」で、僕の中の何じゃこれは
と気になる作家に急浮上して、以前から興味津々
だった本作。
京都の木屋町でのある宴における「彼女」が見せた仕草
から始まった主人公の「私」(もちろん、「わたくし」)の
痛々しいまでの妄想全開の儚い恋愛模様を読み進みつつ、
作中の妙に芝居掛かったような、だけども実際に実体験
してみたいような世界観を「私」「彼女」の視点から共有
していくにつれて、どんどんストーリーに引き込まれて
しまう。
「私」の笑えるまでに不器用な、だけども「彼女」への
純粋な想いがお腹いっぱいになってくるに連れて、なんだか
全身が夢図痒いような、掻いてはいけない瘡蓋をついつい
掻き毟りたくなるような、曰く言い難い感覚が自分の中に
湧き上がってくるような。
「私」の悪戦苦闘、悶絶の数々が何だか他人事のように思えず、
自分の記憶の片隅に硬く封をしてしまいこんであった思い出の
ようなものが思い出されたり。
うまく伝えることはできないけれど、こんな感じんだな~、感想は。
『太陽の塔』や『夜は短し歩けよ乙女』とは少々作風は異なりますが