ギレルモ・デル・トロ監督
「ナイトメア・アリー」見てきました。
1947年の映画『悪魔の往く町』のリメイク。
これは、なんと言えばいいのか。
因果応報の物語なんだろうか。
宣伝では「サスペンススリラー」と言ってるけど、ちょっと違う感じでした。
見世物小屋で働き始めた主人公スタンが、読心術を覚えて、荒稼ぎしていくんだけど。
少しのズレがどんどんと破滅へと向かっていく。誰の助言も聞かないようになり。
最後には、やっぱりそのラストに行き着くわけだけど。
スタンにとっては、それがもうわかっていたかのような結末。
たくさんの罪を犯した彼にとっては、それが幸せだったのか?
昔の映画にありがちな、無言でこちらに何かを投げかけてくるような、そんな映画でした。