もう二度とくることなんてないだろうと思っていた白い蝶々...🦋
甘い蜜を求めて...
それとも何を求めてか...
フワリとやってきた ✨
はじめは静かに花へ...しばらくとまっていて
飛んでいこうとした時
紫色の花が呼び止めて囁くようにユラユラと揺れた
紫色の花は(私のとこへきて)(私の蜜を吸って)というようにフワリと誘った...
蝶々はふたたび紫色の花へ舞いおりてきた
白い蝶は紫色の花に吸いつかれるように蜜を吸う...
二つが一つになるように
花が蜜を出し...
蝶が蜜を吸う...
濃厚な蜜の瞬間だった
紫色の花は(私のことを忘れないで…)というように...
蝶は紫色の花が蜜をさしだすのをまっていたのか
はじめて蜜を吸った時のことを思い出したかのように...
一つにくっついた
それから 蝶と花は
この日を待っていたかのように...
一つになっていた...
淡い色した美しい…濃厚なものだった
それを見ていたお日さまが
静かに微笑むように照らしていた
晴れた午後の出来事でした...