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過去分詞の形容詞的用法が「,(カンマ)」を伴う場合【第714回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

高い木に登るのがへっちゃらなヤギがいます。
「過去分詞の形容詞的用法が「,(カンマ)」を伴う場合」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 過去分詞の形容詞的用法が「,(カンマ)」を伴う場合

▷今日の例文

 例▷ The Argan goat, named after a tree they love to climb, can scale the branches up to 30 feet high in order to reach the fruit.

 訳例▷ アルガンヤギは、自分たちが登るのが好きな木(アルガン)にちなんでその名がつけられたのですが、木の実を取るために最高30フィート(約9メートル)の高さの枝までよじ登ります。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 現在分詞や過去分詞には名詞を修飾する形容詞的用法がありますが、他の語と結びついている場合は名詞を後ろから修飾します。
 例▷ the cat walking in the park(その公園を歩いているネコ)
    the chair destroyed by George(ジョージに壊されたイス)

 そして、名詞と現在分詞・過去分詞の間に「,(カンマ)」が入る場合があります。
 あまり見かける形ではありませんが、関係代名詞の非制限用法と同じような、補足的説明であることを示すものです。挿入句として使われる場合もあります。
 
 「今日の例文」ではそうした「,(カンマ)」を伴う過去分詞の形容詞的用法が挿入句的に使われています。
 「named after a tree they love to climb」は、「named」の前に「,」がついているものの、直前の「The Argan goat」を説明しています。

 ただし今回の「今日の例文」の場合、この「named after a tree they love to climb」の部分を「過去分詞で始まる分詞構文」と捉えることもできます。一つの文の構造に関して複数の文法的解釈ができるわけです。

▷その他の単語

 Argan goat: アルガンヤギ
 name A after B: Bにちなんで(の名をとって)Aと名付ける
 scale: よじ登る
 branch: 枝
 up to: 最大・最高〜
 feet: footの複数形、1foot=30.48センチ
 in order to: 〜するために
 reach: 取る
 fruit: 実

▷今日の例文は「The Sun」から
These goats in a tree are the weirdest thing ever



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