透明人間たちのひとりごと

アダムとイヴのへそ <7>

 過去の出来事の記憶はあるが、未来の出来事の記憶が
ないのが、四次元時空連続体という物理空間の住人である
人間の宿命なのですが …

 24億年先の未来より実地の体験授業で訪れた地球 と
いう惑星で遭難した我々は、四次元時空連続体より高次元
の世界(時間も空間もそれぞれ単独で存在する次元空間)
から次元ダウンしていく段階で透明化しているエネルギー体
(意識体)としての存在から、徐々に可視(物質)化の過程を
辿(たど)ってゆくと、因果律と記憶の混沌とエネルギー的な
混乱が生じ始めて、元の次元空間に戻れないままに肉体を
持つ生命体としての有限(生者必滅)の存在となるのです。

 インビジブル(透明)でクリア(鮮明)だった意識から断片的
で不明瞭な記憶の散乱が起こりつつあることからもⅩデーは
間近なのかもしれません。


 そのまえに <アダムとイヴのへそ>
ついて、一応の決着をつけて置かなくてはなりません。


 一般的な解釈としては …

 アダムとイヴにはへそはなかったとする根拠のひとつに、
土の塵からつくられたプロトタイプ(原型・基本形)のアダム
とそのアダムの肋骨の一部からつくられたパイロットタイプ
(試作・実験型)のイヴにとっては、へそなるものの存在する
意義も理由も何ら見当たらないという指摘があります。

 そもそも、へそは、母体と繋がっていたへその緒を切った
あとに残る傷痕だから先天的に形成されているものではなく
後天的に形付けられるものです。

 ですから、へその緒の処置の仕方や新生児期の泣き声に
よる腹圧の状態、あるいは遺伝形質の違いなどから各個体
によって、へその形は十人十色、百人百様、千差万別であり
さまざまな要因で変化形成される固有のものなのです。

 つまり、

 アダムとイヴにとっては 無用の長物 でしかないわけ
で、先天形成(標準装備)の必要性も必然性もないのです。

 もしも、何かあるとすれば、視覚的な類似性の確保としての
アクセサリー的な後天形成(オプション)だけでしょう。

 子供であるカインアベルセトたちとの形質上の齟齬
(外見上の身体的相違)に対する の配慮として、事後に
によるオペ(形成外科手術)が急ぎ実施された可能性を
否定することはできませんが …、

 その場合には、もちろんのこと、

 秘密裏にオペレーションされたわけで両親にへそがないと
いうことに対する子供たちへのあらぬ誤解や疑問を解消する
ための手段・方法としてのものなのです。

 2号 先生、質問ですが、もしも神の配慮があったとしたら
、むしろ、へそは最初からあったとは考えられませんかquestion2

 なかなかいい指摘だね  5号 くんの言う通りかも …

 イヴ以降の人間における哺乳・臍帯システムが、当初より
予定されていたのだとしたら、外見上の整合性として端から
準備されていたとしてもおかしくはありません。

 ついでに言えば、たとえば、

 古(いにしえ)の地球 において、我々の世界(次元空間)
から出奔したリリスが、もしも、この件に介在していたとすると
先の 「アダムとイヴのへそ <2>」 での 結論
の変更もありえないわけではありません。

 その時点では、アダムとイヴとでは誕生の仕方、その仕様
が違うとして、アダムの肋骨からDNAを採取してシャーレーの
中で培養した分裂細胞からクローン胚をつくり、ある卵 から
核を取り除いて、この胚に移植した核に置き換えられた
子宮内に戻す方法を進化させ、母親の胎内を必要としない
方法で、神はイヴをつくったと説明しました。

 そして、神が用意した(ミトコンドリアDNA)に哺乳・臍帯
のシステムがプログラムされていて、イヴ 以降の人間には
自動的に<へそ>が標準装備された。

 つまり、神が人間のルーツは、アダムではなくイヴだとした
論拠は、ここにあるわけですが …

 実は

 神が用意した こそが <リリスの伝説>
ヒロインであるリリス卵子 ではなかったのか

 あるいは、また、

 アダムのips細胞(万能細胞=多能性肝細胞)を利用して
生殖細胞をつくり、卵子を作製したのかもしれませんが …

 究極的にはリリスの子宮そのものが代用として使用された
という可能性さえも完全には否定できないわけです。

 更に言えば、彼女自身がヒトなる種の原型モデル(ひな型)
でアダムの誕生にも関与していたのかもしれませんし、場合
によってはリリス自身が地球 における神なる存在だった
のかもしれないのです。

 やはり、意識の混濁と記憶の逸脱に論理的な破綻という
症状までもが散見され始めましたね。

 さあ、先を急ぎましょう symbol5

 
 <アダムとイヴのへそ>の有無に関しては、
最初からあったとする 5号 くんの意見に傾いています。

 なぜならば、

 ヒトの雄(男)にも、不要としか思われない乳首なる存在
があるからです。

 アダムをつくる際の材料である土の塵の成分と設計図に
おいても、またイヴ以降の人間に関しても、生殖に関連する
器官を除いては、雌雄(男女)の違いはほとんどなく、必要、
不必要の垣根は本来的になかったのでしょう。

 大は小を兼ねる、転ばぬ先の杖、備えあれば憂いなし …
と言ったところでしょうか

 生物学的に言えば、余計なものや不要なものなどまったく
ないと考えることにこそ無理があるのです。

 かたちを変えた意味での <無用の用> ということ
なのでしょうかquestion2

 乳首を始め、尾てい骨、盲腸、体毛、親知らず等々 …

 不要なものばかりが残っているじゃありませんかeq

 、アンタが一番不要ですって

 うっ、頭が痛い 頭などなかったはずなのに …

 嗚呼、いよいよ実体化が始まったのかもしれません。

 ご、ごめんなさい 

 不要だと言われても、どうやら出現してしまいそうですが、
乳首については、面白そうなので、次回以降でチャンスが
あれば、もう少しだけ言及してみたいと思います

 次回は、地球 に到着した直後に宿題として課していた
地球における神なるものの目的」 についてのレポートを、
5号 くんから発表してもらうことにしましょう。

  … それでは、また
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